みなさん、こんにちは!イタリア語講師のNoritaliaです。
今日のテーマは、「 通訳・語学講師。なろうと思えば誰でもなれる?」です。
どうぞお付き合いください!
通訳になりたい、と思ったエピソードと 今も強烈に覚えている言葉
過去のコラムでご紹介した、日本帰国中にイタリア貿易振興会から連絡が入った時のこと。
ギリギリで通訳の面接はできないから、とにかくバリスタで入ってくれという事で、1回限りでお世話になったエピソードです。
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イタリア語でお仕事するきっかけとなった出来事
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1日を終えて、日頃お目にかかる事のない通訳の方々を出口で待ち伏せしました(笑)。
どうやったら日本で通訳になれるのか、突破口が欲しかったんです。
一人の方が出てきたので、走って呼び止め、聞いたんです。
「すみません!通訳の方ですよね、どうやって通訳になったのか、教えてください!」
「検定に合格しなさい」
「まずは検定を取った方がいいですよ」
とその方はおっしゃいました。
「検定は今2級まで持っています。関西でも仕事はありますか?」
と聞いたら、
「私は検定は1級を持っていますが、関西でも1級まで取れば仕事はありますよ。大丈夫。」
と、はっきりそうおっしゃいました。
イタリアで語学試験を受け、最上級C2は持っていたのですが、イタリア語検定では当時2級に合格していました(順番が逆だとは思いましたが)。
夕焼けの中、その人の背中を見ながら、「そっかぁ。関西でも働けるんだ。1級取ろう〜」と思ったものです(*´∇*)。
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あれから15年が経ちました。
結局私はイタリアに戻り、オンラインの世界と現実の世界で働いています(^_^)。
私は語学の資格を持っているので、自分の経験上、どんな職種でもキャリアに必要な資格は取っておく事を勧めますo(^-^)o。
でもこれは私の個人的な意見。
取っていない人、取らない人はそれは個人の選択です。
色んな道があるのは当たり前のことですね(^-^*)/。
しかし、「語学に資格は要らない」と一般論のように言い切るのはどうでしょう( ̄∇ ̄;)。
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そう考えると、「語学」って言葉はフワッとしたまとめ方。
特にマイナーなイタリア語界隈に生きる人にとっては、ラッキーな世界ですよね。
語学、と言っても語学講師・通訳・翻訳を同じにしちゃいけません(>_<)。
もとめられるスキルが全然違うんですもの。
①翻訳(和伊は文法はほとんど知ってないと仕事にならない。スピードよりも正確さ)
②語学講師(文法はしっかり知ってることが望ましいが、レッスンを工夫して生徒さんを選べばできる)
③通訳(文法は準2級レベルでいけるかも。文法よりも凄まじいスピード→理解力・アウトプット力が必要。業界単語・日本語の語彙力)
私の経験から言うと、文法の理解度はこの順番。
さて、大事なお金を支払って語学を学ぶ生徒が求めているのは?
スピードではなく、正確さです。
ですから語学講師はどちらかと言うと翻訳の方に近いかなと思います。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
NORITALIA