イタリア語文法 各種検定試験

【③ レベルCは文章全体を観察しよう!】CILS攻略レベル別の重要ポイント

みなさん、こんにちは!イタリア語講師のNoritaliaです。

 

さて、今日のテーマは 「CILS攻略レベル別の重要ポイント【③ レベルCは文章全体観察しよう!】 です!

 

前回のコラムはこちらです
【② レベルBは文章をグループ化!】CILS攻略レベル別の重要ポイント

続きを見る

 

文章はできあがっていることに注目しよう!CILSのレベルC

レベルCでは、文法セクションはこのような出題になっています。

レベルC1とC2共通
Prova 1: 正しく文章を完成させる穴埋め
Prova 2: 正しく動詞を活用させる(原形が書いてあります)
Prova 3: 語彙問題
Proca 4: 文章を書き換える問題

 

今日のコラムで注目するのは、Prova1の穴埋め問題です。

 

冠詞などを入れるレベルAや、代名詞などを入れるレベルB。

冠詞も代名詞も、文章の中には必要なパーツですね。

 

しかしレベルCでは文章の核とはならない「副詞」や「接続詞」を入れていくので、正解が1つではないというケースが出てくるんです。

 

アウトプット関連記事はこちら♪

イタリア語文法 発音・アウトプット

2025/1/10

生徒様が進行役を務めるレッスンへ〜2024年の収穫

みなさん、こんにちは!イタリア語講師のNoritaliaです。 本日は、【生徒様が進行役を務めるレッスンへ〜2024年の収穫】というタイトルです。     長く続けてくださっている生徒様は、生徒様がレッスンの進行をつとめる 2024年最後のコラムでは、私のレッスンでの大きな収穫・来年の目標についてお話ししたいと思います。   それは、長く来られている生徒様が、初級、中級と進まれる中、レッスンの進行もしていただけるような、そんなレッスンが実現したことでした。   私は ...

ReadMore

イタリア語文法 各種検定試験 発音・アウトプット

2025/1/10

12月下旬におこなった「生徒様アンケート」の結果をご紹介♪

みなさん、こんにちは!イタリア語講師のNoritaliaです。 本日は、12月下旬に行いました「生徒様アンケート」の結果をご紹介したいと思います。 *2024年後半に受講された生徒様を中心にアンケートへのご協力をお願いし、約4割強の生徒様から回答をいただきました。     ◎受講されたレッスンの回数(おおよそ)を教えてください。 11回から50回・・・53.8% 6回から10回・・・15.4% 1回から5回・・・15.4% 100回以上・・・7.7% 51回から100回・・・7.7% ...

ReadMore

イタリア語文法 発音・アウトプット

2024/4/14

④最低限の会話に必要な単語の量 - 口からイタリア語を出すヒント

みなさん、こんにちは!イタリア語講師のNoritaliaです。   さて、今日のテーマは  ④最低限の会話に必要な単語の量 - 口からイタリア語を出すヒントです!   どうぞお付き合いください!   最低限の会話に必要な単語の量は? 日常会話に必要な単語の量は、どのくらいのものでしょうか。   ちなみに中学英語で習う単語数は1200語ほど。   話し言葉として日常生活で使う単語数は3000ワードから4000ワードと言われています。   それだけ覚 ...

ReadMore

イタリア語文法 発音・アウトプット

2024/4/14

③〇〇を侮らない - 口からイタリア語を出すヒント

みなさん、こんにちは!イタリア語講師のNoritaliaです。   さて、今日のテーマは  ③〇〇を侮らない - 口からイタリア語を出すヒントです! どうぞお付き合いください!     品詞をあなどらない 外国語を勉強する際に、いちいち文法の品詞の名称を覚える必要はない、という人がいます(^_^;)。   それも一つの考えで、それで正しい外国語が話せているのであれば、全く問題ないと思います(^_^)。   ここでいう品詞の名称とは、動詞・形容詞・代名詞・副 ...

ReadMore

イタリア語文法 発音・アウトプット

2024/4/13

②日本語とイタリア語の違いを理解する - 口からイタリア語を出すヒント

みなさん、こんにちは!イタリア語講師のNoritaliaです。 さて、今日のテーマは  ②日本語とイタリア語の違いを理解する - 口からイタリア語を出すヒントです!   どうぞお付き合いください!       大事なのはイタリア語文法 私は、イタリア語の勉強について考える時に、人間の体が無数の細胞が繋がってできていることをイメージします(^_^)。   私たちが健康でいられるのは、それぞれの器官がきちんと動いてくれているからこそ。   イタリア語 ...

ReadMore

 

文章の大きな動きを観察しよう

レベルBでは、主語・述語・目的語という考え方が大事で、節ごとに意味を理解し、必要な代名詞や形容詞を入れる課題でした。

 

しかしレベルCでは、節単位で文章を理解するのではなく、もっと大きなビジョンで内容を理解する必要が出てきます。

 

大きなビジョンで理解する、といっても「大雑把になんとなく理解すればいい」とは違います。

 

イタリア語から日本語への「意訳」では合格点に達しない可能性があるからです。

 

 

有限ではない副詞・接続詞

レベルAやBは冠詞や代名詞・形容詞を入れていきますが、冠詞も代名詞・形容詞も数が限られていますよね。
(形容詞は品質形容詞以外の形容詞のことです)

 

しかしレベルCに出てくる副詞・接続詞はどうでしょう。

一応無制限にありますよね。

 

レベルCの難易度が上がるのは、これも要因のひとつかなと思います。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

レベルAで必要なのは?
Analisi grammaticale(冠詞・名詞・動詞・形容詞など、文法の解析)。

レベルBで必要なのは?
Analisi logica(主語・述語・目的語など、文章内におけるそれぞれの役割・関係の解析)。

レベルCで必要なのは?
Analisi del periodo(独立節・従属節・主節など、節と節をまたぐ解析)。

 

レベルCでは、文章をもっと大きく捉えていきましょう!

大きく捉えるけれども、意訳ではいけません。

 

なんとなくこんな感じ!と意訳になってしまう人は、Aレベルの文法(名詞や冠詞・動詞・形容詞など)で理解しようとしている可能性があります。

 

つまり、主語や述語といったBレベルの文法があやふやになっているかもしれません。

 

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

NORITALIA

 

-イタリア語文法, 各種検定試験