みなさん、こんにちは!イタリア語講師のNoritaliaです。
さて、今日のテーマは 「CILSイタリア語検定受験のご報告①」 です。
2024年12月に受験したシエナ外国人大学主催のイタリア語検定、CILSの「あくまで個人的な体験記」になります!
もし宜しければお読みくださいませ!
ヨーロッパ共通言語国際基準、最上級レベルC2に再挑戦!
CILSの受験は2回目。
過去に2回自分のCILS受験体験についてコラムを書いています。
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CILS (Certificazione di italiano come lingua straniera)
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① CILS (CERTIFICAZIONE DI ITALIANO COME LINGUA STRANIERA) 【過去の人気コラム復活】
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1度目は日本で受験し、当時記述式だったリスニングに翻弄され、全体力を注いでなんとか合格した思い出があります。
その後、不思議な縁でイタリア語を教えさせていただく、ということになり、「CILS
を再受験して、レベルをしっかり生徒様に証明できるようにしたい」という思いはいつもありました。
そして以前取得したC2に再度チャレンジしようかな、と思ったのが去年の秋ごろ。
まとまった時間は取れそうになかったのですが、受験料だけは払っておこうかな、と期限ギリギリに申し込み。
「準備できたら受けよう」・・・と思っていました。
やはり自分の時間は取れずにあっという間に12月になりました。
明らかに準備不足でしたが、受験料(160ユーロ)がもったいない(笑)。
自分の今の状態を知る事も大事。
受験会場に行く事にしました。
リスニングで大コケ〜(笑)
12月のイタリアは寒い。
C2は私だけだったのですが、長細い教室に通され、入り口から見て一番奥、壁づけの暖房器具に近いところに座らされました。
音源を出すのはパソコンで、教室の入り口にありました。
イタリアの古い建物は天井が高く、音がワンワンと共鳴します。
そして係員が(親切にも?)パソコンの音量を最大にしたので、音割れと共鳴が最大レベルに(汗)。
パソコンから一番遠い教室の一番端に座らされた私は、1回目の音声を全て無駄にしてしまいました(汗)。
お風呂の中で誰かが大声を出しているような感じで、会話の内容が全く聞き取れなかったんです。
こりゃダメだ、と思った私は。
1回目と2回目の間の1分間で走り(笑)、パソコンの近くに座り直しました。
古いパソコンで大音量ですから、相変わらず音割れがひどかったのですが、2回目の音声一回でなんとか分かる部分に印をつけました。
問題1と問題2の間に2分間の休みがあり、そこでは問題2の選択肢を読みたかったのに、問題1の確認などで引きずり、時間を無駄にしてしまいまし た。
リスニングは問題3まであり、間の2分間で次の問題を読みましょう、と生徒様には言っているのにも関わらず、私は今回その通りに進められなかったんです。
検定カテゴリー記事はこちら♪
読解・文法
読解はそれほど大変ではなかったのですが、さっきのリスニングのショックを引きずってか、なかなか集中できませんでした(汗)。
相変わらず教室は寒く、震える手で回答していたので、教室の端の暖房器具の横に移動しました(笑)。
遠くに座っているので、担当の人が 「カンニングをしていないかな?」 とチェックしにきました。
私はカバンは入り口のパソコンの近くに置いたし、電子機器は全て学校に入る時点で没収されたので、持っているのは筆記用具のみ。
そんな中、教室の外で大きな物音と喧嘩のような声が聞こえてきました・・・。
後で聞いたのですが、一人カンニングをした人がいたらしく、追い出されたそうです・・・(汗)。
どうやら試験前に「ちょっと一瞬外に出たい」と言った人がいたんですが、その方だったようです・・・。
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さて、移民の多いイタリアでは、イタリア国籍を取るために、イタリア語能力としてB1を取らなければいけません。
CILSのレベルB1には一般の「B1 standard」と国籍取得のための「B1 cittadinanza」の2種類があり、国籍を取るためにB1試験を受ける人が数名来ていました。
このように、国籍取得にはB1、大学入試ではB2、仕事をするにはCレベル以上、とヨーロッパでは語学のレベル判定の基本となっています。
また、今回改めて思った事。
リスニングは場所によって音声が聞き取りにくい、共鳴があってハッキリ聞こえない、など色々な要因が点数に響きます。
聞こえなかった、と後からいくら言っても、点数が出てしまえば覆りません。
「私は音源の近くに座ります!」とおっしゃった生徒様がおられましたが、本当に大事な事だと思います。
今回の私のケースでは、カンニング防止としてパソコンや書類などから私を離すために、教室の端の方に座りなさい、という事だったのでしょう。
さて次回は、こちらもちょっとしたハプニングがあった作文と面接についてご報告します!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
NORITALIA