みなさん、こんにちは!イタリア語講師のNoritaliaです。
イタリア語の発音をイタリア人の発音専門家から学ぶ講習会に通訳で入っていました。
なんとか最終日を迎え、写真も頂いたので少し仕事についてお話しします。
馬蹄形のテアトロでファイナルコンサート!
イタリアオペラをイタリア人の観衆の前で歌う。
これは実はとてもハードルが高いんです。
イタリア人はイタリアオペラの作曲家、指揮者など、偉大な音楽家を先祖に持つ人たち。
高い意識とある種の「責任感」をもっています。
イタリア語の発音を整えないと、何を言っているか分からない。
イタリア人の観客は興味を失っちゃうんです(実は私も失う。笑)。
オペラなので、厳密には話す時とは違います。
でも話すように歌うのがベルカント。
偉大な音楽家でもあるマエストロが、歌詞をきちんと正しい発音で話すようにトレーニングします。

マエストロは、多くの有名オペラ歌手と共演する中、イタリア語発音の独自メソッドを確立し、現在は世界各地でマスタークラスを開催するヴォーカルコーチ、ウバルド・ファッブリ氏。
私も通訳兼生徒として数年参加し、通訳のみで入るなど、マエストロの横で過ごすこと13年。
主にイタリアなど欧米でのマスターコースが多かったのですが、最近は日本にも招待されコンサートのほか、セミナーや大学の講義などでイタリア語の発音についてレクチャーされています。
イタリア語の発音レッスンを通訳して13年
オペラの歌詞を使った発音トレーニングなので、文法は関係ありません。
言うなれば、音読練習のようなもの。
マエストロが参加者の発音を整えていくと、ちゃんと私の耳にもイタリア語が聞こえてきました。
イタリア語の響きは、本当にうっとりするくらいきれいです。
うっとりしてるとイタリア語を聞き逃すので、うっとりできませんでしたが・・・。

メモ帳と、お守りのように置いてる池田先生の伊和/和伊中辞典辞書アプリ。話が早すぎて結局使わないのだけれど・・・。
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この通訳業務を13年続けていること。
私がカフェトークで発音レッスンを提供するきっかけになっています。

通訳は幽霊のようなものなので、あまり写真に収まることもないのですが、今回はたまたま広報の人が写真を撮っていて、私に送ってくれました♪
これで私の長い夏休みも終わり。
レッスン時間を制限していましたが、9月からは通常通りレッスンを提供していく予定です。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
NORITALIA