みなさん、こんにちは!イタリア語講師のNoritaliaです。
さて、10月1日に行われる秋季イタリア語検定特集。
第4回目の今日は、作文です。
どうぞお付き合いください!
*私は、イタリア語検定試験公式ホームページにて、検定対策講座、通信・オンライン講座など の対応教室として掲載されています。
ネイティブの作文添削はとても役に立ちます。ただ、
ネイティブに添削してもらう1番の利点は、「絶対に間違っていない」という安心感が得られること。
ただ、その反面として「なぜそうなるの?」という質問に十分に答えてくれない事が多々あります。
今でも私が何か疑問を持った時に友人に質問すると、「これはこうだから」とか「これとこれはほとんど同じ意味」という答えが返ってきます。
もちろん、このまま覚えた方が良い、というケースもありますよ。
ちゃんと理由を知っておいた方がいいケースももちろんあります。
その場合は、今後のために「なぜそうなるのか」は聞いておくべきですね。
日本語との違いを理解して、日本人に分かるように説明することが大事です。
だから、以前も書いたように、イタリア人全員が作文添削をすることはできないんです。
繰り返しになりますが、「イタリア人だから間違っていないだろう」という安心感があるだけなのです。
添削は、綺麗なイタリア語に直すだけではない
生徒さんによってレベルは色々です。
語彙が足らないのか。
冠詞の使い方が曖昧なのか。
過去形の使い分けが曖昧なのか。
などなど個人個人のレベルを理解してあげる事。
そこから一段上の階段を用意してあげる事が大切です。
だから人によって課題は違う。
綺麗に直された文章をもらっても、結局文法上の疑問は自分で探すことになるのです。
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レベル別に求められている事とは
どのレベルにも言えること。
背伸びせず、自分の書ける言葉で、知っている文法で書く事。
これが大事になります。
3級と準2級は、現在形(あるいは過去形)で与えられた絵の描写をする事。
目に見えるものですから、直接法で確実に描写する事がだいじです。
2級は、自分自身のことについて聞かれることが多いですね。
過去のことを話したり、未来のことを話したり、と時制の表現にも幅がでてくるでしょう。
また、場合によっては接続法や条件法を使うと思います。
1級は、自分自身のことではなく、もっと大きな社会問題についての意見を聞かれることが多いですね。
実情を述べる時は直接法、意見を述べる時は接続法、これからの推測を述べる時は単純未来。
・・だろうに、と言いたいときは条件法。
全ての法を作文内に1度は散りばめること。
ある程度出題傾向を予測し、色々書いておくことも大事です。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
NORITALIA