いつもコラムを読んでいただき、ありがとうございます!イタリア語講師のNoritaliaです。
前々回、前回のコラムでは、第2回イタリア語シンポジウムを拝見した感想を述べてみました。
(その1)イタリア語の発音。みんな違ってみんな良い?
(その2)イタリア語の発音。みんな違ってみんな良い?
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イタリア語は書いてある通りに読めば良い?
シンポジウム内で発表された講師アンケートの中にも、母音で終わる、と言う共通点から「日本語とイタリア語は言葉が似ている」と言う意見がありました。
でも本当にそうでしょうか。
本当に書いてあるまま読んでいますか?
イタリア語。書いてあるまま読むのは、実は難しいの
まずはイタリア語の母音についてみてみましょう。
イタリア語の母音はアエイオウ。そのうちエとオは2種類なので合計7つ。
厳密にキチンと発音するのはとても難しいのですが、アイウエオは日本にもありますから、頑張れば発音できなくもなさそうですね。
それに対してイタリア語の子音には日本語にそもそもないものがあります(>_<)。
また、日本語のひらがな表を上だけ「あかさたなはま・・」と読むことはできますよね。
でも「A, K, S, T, N, H, M…」と子音だけを抜き出して読む習慣は日本人にありますか?
日本語のひらがなは「子音と母音がセット」
日本語の単語は、ひらがな表にもある「ひらがな」で構成されてますし、子供の玩具のように「ひらがなボタン」を順次押せば、おおむね単語の発音になります。
「あ・さ」や「い・か」という感じで言葉を作っていくことができますね。
一方イタリア語ではアルファベット表は「ア・ビ・チ・・」と習います。
しかしこれは「アルファベット表を読むときだけの音」であり、実際に単語を発音する時にこの音は使いません( ̄∇ ̄;)。
ですから、おもちゃのアルファベットボタンで「M-a-r-i-a」と押しても、「マリア」とは発音してくれない、と言うことです。
え!?と思いますよね(^_^;)。
こちらもオススメ
実際に単語を発音するときに使うのは発音記号(Segni fonetici)
このSegni fonetici(発音記号)には日本人には馴染みのない音が含まれています。
これらはカタカナに置き換えられない。だから厄介なわけです(・∀・;)。
そしてこのコラムシリーズのテーマ(みんな違ってみんないい!)に沿って言うとすれば、イタリアでも地域によってこの「発音記号」が持つべき「音」がマチマチ、ってことなのです!
有名なもので言えば、スタンダードなイタリア語の元になった、と言われるフィレンツェも、「カキクケコ」が「ハヒフヘホ」になりますよね。
コカコーラがホハホーラになる、と言うものです(((((((^_^;)。
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何度も見たロベルト・ベニンニが出演している「la vita è bella」。トスカーナ州アレッツォ出身の彼、思いっきりハホハホ言ってましたね。
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・・・むずかしい。イタリア語簡単そうだったのに。
そう思っている方は、私のレッスンを試してみてください(^_^)。
私は日本生まれ日本育ちですが、イタリア生活が長く、日本人の苦手なポイントに的を絞って解説することができます。
レッスンでは、一番最初に日本語のクセを取り除き、その後ニュートラルな発音・イントネーションを一緒に目指しますo(^-^)o。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
NORITALIA