いつもコラムを読んでいただき、ありがとうございます!イタリア語講師のNoritaliaです。
さて、1月は2つの通訳業務があったので、そのお話を。
どうぞお付き合いください!
コロナ禍の後、やっと開催された見本市、SIGEP
SIGEPとは、毎年リミニ見本市で開催される製菓・製パン・ジェラートの見本市。
一年を通して開催されているリミニ見本市のイベントの中でも、特に大きい見本市です。
イタリア大使館貿易促進部ICEを通じて、日本からバイヤーが送り込まれてきます。
ICEを通しているので、ただ見回るだけではなく、商談をするスタンドの数や、時間も決まっていて、「商談しました」と言う証明をしっかりもらって報告する、と言う厳しさです。
しかしコロナ禍でこの数年SIGEPは開催されず。
今年、やっと通常通りの開催となったので、私にもお声がかかりました。そして、一人のバイヤーさんの通訳に入ったというわけです。
通訳に当たり外れ?
通訳の質、ではありません(笑)。
バイヤーさんの専門によって、当たり外れがあるんですよね。
なぜかと言うと、アイス業者さんに当たると、アイスクリームが食べ放題だからですっ(笑)。
ちゃんと通訳はしますが、バイヤーさんが向かうスタンドではアイスが振る舞われ・・・。
しかし、別の年に担当したバイヤーさんはオーブンとか冷蔵庫を製造する会社の人(汗)。
私、通訳はアイスよりも機械の方が好きなので、それはいいのですが、その年は、アイスやお菓子の試食は全くできず。
通訳の控え室では、休憩時に、
「アイス美味しかったぁ」
とか
「もう食べられないぃ〜」
とか言う羨ましすぎる声が溢れ、
「来年こそはアイスの業者さんに当たりますように」と祈りつつ会場を後にするのでした(笑)。
もう一つは化粧品関係
こちらはオンライン会議でした。この頃オンライン通訳は増加傾向です。
早く通訳してあげたくても、パソコンを通すと同時に2人の人が話すことって難しい。どちらの声も聞こえてきて、「何言ってるか分からない」となってしまいます。
また、発言している人の音声が自動で切り替わるのに少し時間のロスがあるので、発言する人が話し終わったら通訳する、などこちらも気を使います。
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アイスにしても化粧品にしても、
「イタリアにしかない何か特別なもの」を求めている日本の方々。
私から見たら、「日本こそなんでもあるのになぁ」と思わないでもないです。
ここまでお読みくださりありがとうございました (^_^)
NORIITALIA