いつもコラムを読んでいただき、ありがとうございます!イタリア語講師のNoritaliaです。
レッスン紹介コラム。最終回は通訳案内士対策(イタリア語筆記)レッスン!
2022年度では、1名の合格者が出ています。
どうぞお付き合いください!
イタリア語検定と迷われるケースも
イタリア語検定とどちらがいいですか?
カウンセリングで必ず聞かれます(笑)。
私は、
「日本に関する知識(歴史・時事・地理・伝統行事・食など)に興味があって、イタリア語で勉強することが嫌でなければ、通訳案内士の方がいいです」
とか
「イタリアが好き。イタリア語が好き。あるいは通訳・翻訳の方に興味があるなら、イタリア語検定がいいです」
と答えています。
現在、観光業界で働くときにこの資格が必ずしも必要ではないケースがありますよね。
ですので、この試験にこだわる必要はないのかもしれませんが、なんせ日本のことをイタリア語で説明するには範囲が広すぎるので、観光業界で働くことを考えているのであれば、キャリアを積む準備は早い方がいいですよね!
過去問に挑戦するだけでも、日本に関する知識が広がっていくと思います。
イタリア語検定では2級レベル
私の感覚では、こんな感じです。準2級を余裕で合格するくらいのレベルでも良いかもしれません。
文法事項よりも、語彙が半端じゃないので、まずは多読をして「素早く」イタリア語の文章が理解できるようにトレーニングする必要があります。
このトレーニングを通じて、一つの単語の意味が分からなくても、それ以外のヒントを集めて「全体の意味」を導き出せるようにしていきます。
問題の傾向は同じですが、現在はマークシート方式になりました。
以前の記述式からマークシートになって、難易度が下がったと思う方もいると思います。
でも配点を見ていくと、後半の「伊訳・和訳・日本に関する知識」で点数をしっかり取らないと、合格点に届かないことが分かります。
「日本に関する知識」は先ほども書いたように範囲があってないようなものなので、かなり準備しておかないといけないことになります。
*余談ですが、イタリア語・フランス語どちらも受けた生徒さんが、「日本に関する知識問題は、どちらも同じでしたよ〜」とおっしゃっていました。
さて。イタリア語検定1、2級に比べると合格ラインは低いのですが、こんな風に考えてみるとイタリア語検定よりもレベルが高く、合格ラインが少し低めなのも当然なのかな、と思わなくもないですね。
イタリア語検定もですが、通訳案内士に受かって終わりじゃなく、そこから実地業務を経てプロに育っていくわけですから、テストでそんなにバタバタ落とす必要はないかなと思うんです。
私は「通訳案内士の方のイタリア語検定対策」もしましたし、「イタリア語検定受験者の通訳案内士対策」もしました。
通訳案内士の方はイタリア語検定の2次試験の心配はほとんどなく、全員合格されました。私の個人的な印象ですが、やっぱり仕事でイタリア人相手に話していると、アウトプット力がとても高いなぁという印象でした。
「おもてなししてあげたい」という気持ちが強い生徒さんが多いような気がしています。
ここまでお読みくださりありがとうございました (^_^)
NORIITALIA