みなさん、こんにちは!イタリア語講師のNoritaliaです。
イタリア語検定試験CILSについて。前回からの続きです。
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① CILS (CERTIFICAZIONE DI ITALIANO COME LINGUA STRANIERA) 【過去の人気コラム復活】
過去のコラムと内容が重複しないようにしていますので、もしよろしければ過去のCILS受験コラムもご覧くださいね(^_−)−☆
CILS (CERTIFICAZIONE DI ITALIANO COME LINGUA STRANIERA)
合格が「ゴール」ではなく、「スタート」になるのがCILSなのだ
イタリア語やフランス語など、ヨーロッパ言語共通参照枠の認定レベルに合格すること。
それは、絶対にゴールになりません(>_<)。
スタートになります(^-^*)/。
なぜだと思いますか?
イタリア語に限らず、ヨーロッパでは長期留学や就職目的でB2以上を受ける人がいるからです。
外国人が日本語能力試験でN2以上を取り日本での就職を目指すのと似ていると思います。
レベル判定が出たら、就職を希望する人は履歴書に語学レベルを書きます。
ヨーロッパのどこに行っても通じるレベル判定です。
学校生活を始める。
就職活動をする。
ここからが「スタート」なのです(^-^*)/。
そんな訳で合格したら終わり、とかちょっと休憩、ということにはなりません(>_<)。
合格後に実力が落ちる人はめずらしいです。むしろ上がっていく人ばかりです。
(自国に帰ってしまって努力を緩めてしまう人もいるでしょう)(^_^;)
日本での受験はイタリアよりも簡単でトクか。
私はイタリア、日本どちらの試験も経験したので、「試験内容に変わりはない」と断言できます。
むしろ日本の方が型にはまった真面目でキッチリとした内容だと思います。
面接では、録音された音声ファイルがシエナのCILS試験本部に送られ、イタリアで採点されます。
ですから、本場イタリア基準の語学レベルを判定してもらえると思います(^-^*)/。
イタリア会場では、色々な級を受ける受験者が同じオーディオ室の机に案内され、ヘッドフォンをつけてリスニングでした。
6月で暑いし窓は開けっぱなし。机もいろんな書類があって綺麗じゃないし(^_^;)。
外の騒音も聞こえてくるし、適当な雰囲気でした(笑)。
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試験合格の最大ポイントは、「凄まじい集中力」と「時間との戦い」
検定試験は実力を客観的に判断してもらうもの、と思っていると「ちゃんと理解できていれば検定って必要ない」と言う意見が出てきます。
しかし考えてみてください。
凄まじい集中力って、瞬間的にイタリア語を扱う時に不可欠なポイントですよね。
でもイタリア語を扱う環境に巡り合え、仕事や学校など「凄まじい集中力と時間との戦い」と言う修羅場を経験し成長できる人は、多くはありません。
ほとんどのイタリア語学習者にとって「凄まじい集中力と時間との戦い」に自分を追い詰められるチャンスって語学試験くらいではないでしょうか。
過去に出た問題を後からゆっくり解説するのは誰でもできること。
言うは易し行うは難し、です。
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CILSに合格した、と言うのは単に「その時点の語学力について客観的な判定が出た」というシンプルなゴールなのか。
私は違うと思います。
多くの受験者にとって、CILSはゴールではなく、スタートです(^-^*)/。
そんなCILS試験の存在意義を知っておくことも良いかなと思います。
いずれにしても、イタリア語能力を底上げしてくれる試験であることは間違いないと思いますよ(^_−)−☆
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ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
NORITALIA