みなさん、こんにちは!イタリア語講師のNoritaliaです。
先生、Rの発音ができないんです。
↑
よく寄せられるお悩みです。
先生、母音の発音ができないんです。
↑
これ、ほとんどありません(^_^;)。
今日は、あまり他の先生が言わない(と思う)アドヴァイスをチョコっと書きたいと思います〜(^-^*)/。
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リアルなイタリア語の発音のカギは、子音よりも母音
前から書いていますが、イタリアの音は「母音」にあると思っています。
ピアノに例えてみましょう。
子音は、ピアノで言えば鍵盤ですが、母音である音色はもっともっと内部で作られるものです。
イタリア語の子音はピアノのタッチ。
イタリア語の母音は、ピアノ自体の共鳴。
そんなふうに思います。
つまり、
子音は主に唇や歯、舌の動きなど、発音ポイントが顔の表面から近くて言語化しやすい。
母音は口の中なので、発音ポイントを探したり、言語化するのが難しい。
そんな感じかなぁ。
OK。母音が大事なのはわかった。でも。
「Eはどうやって発音するのか」
「Oはどうやって発音するのか」
とウ以外の母音に興味を持つ方は、あまり多くありません。
だって母音は日本語にだってあるんだもーん。「Eはエ」や「Oはオ」なんでしょ?
・・・さて、みなさんはどう思いますか?
辞書で「Treno」(電車)と「Tre」(数字の3)を調べてみてください
イタリア語では、アクセントが付く母音のEとOには2種類の音があります。
少し口を開けた開口母音、 少し口を狭くした閉口母音です。
これって、イタリア語の「ウ」と同じくらい重要じゃないかな?
例えば、「Treno」(電車)と「Tre」(数字の3)。
Treno(電車)にはTrèno とアクセントがついていますね。
この è は 開いたエ、つまり開口母音。
それに反してTré(数字の3)の é は閉まった エ、つまり閉口母音。
ではみなさま。
「Tre treni」(3台の電車)だったら?発音してみましょう〜(笑)。
・・・残念ながら、開口母音・閉口母音は、後回しになりがちなんです。
オも2種類あるんですよ(笑)
Cóntroコントロ(・・・に反して)→ オは閉口母音(ó)。
Pròprioプロプリオ(まさしく)→ オは開口母音(ò)。
(カタカナ表記失礼します。笑)
え、いちいち辞書で調べるの?邪魔くさ!
わかりますよ!
ですから、発音レッスンなら先生に質問して発音してもらってください。
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EとOの開口・閉口は、気にしなければそのまま過ぎていく「音」です。
意識せずに聞いていると、私たち日本人の脳は「日本語の5つの母音」のいずれかに振り分けてしまいます。
普段意識しない「エ」や「オ」をもう一度見直してみましょう(^-^*)/
グッとイタリア語らしい音になるかもしれませんよ♪
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ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
NORITALIA