イタリア語文法

【読む・書く・聞く・話す】②-1 イタリア語、〇〇〇を意識して読んでますか?

みなさん、こんにちは。イタリア語・日本語講師のNoritaliaです。

今日は「イタリア語、〇〇〇を意識して読んでますか」という題です。

 

長文なので、自分の今の勉強法で「満足してるし、うまく行ってまーす。ハート。意識しなくて結構結構〜!」と思ってる人は、読まなくてもいいよ!

 

今日は、私のようになったらあかんで! という恥ずかしい内容です。

 

 

恥ずかしいけど、全部勉強し直したイタリア語検定1級。なんでだー?

恐ろしい瞬間は、イタリア語検定1級の作文の準備のために「作文を書きまくっては友人に添削してもらってた時」に訪れました。

 

その子はトリノ大学の学生で、日本語の熱心な生徒だったのですが、私がイタリア語検定1級を目指すにあたり、「お金いらんから、作文添削してーな」と怪しい取引をした仲です(笑)。

 

私は彼女の論文を翻訳し、彼女は私に作文添削をしてくれた、というわけです。

 

最初のうち、彼女から返ってくる添削文は、直してある箇所が結構あって(笑)。たくさん勉強したのになぁ、と悲しく思ったものです。

検定2級も受かったし、なんとな〜く分かった気でいたのですよ。しかし・・・イタリア人の添削は容赦なかったのです。

 

そんなこんなで、彼女からイタリア語の文章構成について徹底的に叩き込まれ、私のイタリア語も長〜い紆余曲折があって、今に至ります(笑)。

 

 

翻訳業をしている私が断言。感覚で、ではある程度までしか伸びないよ!

さて、1級受験の時期に戻りましょう。動詞活用や条件法、接続法は多分書けてたと思うんです。だって文章を読む時にすごい気にしますよね。

 

でも 動詞活用や接続法に比べて、あなたは冠詞と他動詞(目的語)を意識しますか?

 

イタリア語を読んで意味が分かった気でいても、いざ自分が書くとなると「あれ、ここ定冠詞やった?あれ、これ他動詞ちゃうかな。目的語が必要やったかなー。」って迷いません

 

・・・迷わない人は、ネイティブ級に書ける人か、残念ながら勉強方法が間違っています。

 

そこが彼女に直された部分でしたし、実は今、私がライティング指導をしていて、一番直す箇所になっています。日本人にとって隠れた鬼門なのです!

 

 

前置詞を取る自動詞・目的語を取る他動詞

勉強に時間をたくさん費やし、ツメの甘かった私の教訓から言えば、最初の直説法現在形から自動詞・他動詞を意識した方がいいです!

 

上級になってからアウトプットで絶対につまづきますし、文法やり直しになりますよ!私のように時間が倍かかるよ!

 

感覚は役に立ちません。なぜかっていうと、目的語を取る他動詞を「目的語なしで」使う癖がついてしまっていたら、誰かにそれを注意されるまで、その感覚で話し続けることになりませんか?

 

だから毎回「これは他動詞だったな」とか「これは自動詞だったな」とじゃまくさくても確認して欲しいのです。

 

じゃまくさい?もちろんOK!

語学を楽しく学ぶ方法は人それぞれですよね。

 

でもあなたが上級以上を目指していたら。

最終的にイタリア語で仕事(特に文字に残ってしまう翻訳)をしたい、と思っていたら。

 

複合時制と目的語代名詞の組み合わせに入った瞬間。

一つの文章が3行、4行と複雑難解なイタリア語の文章を読むレベルになった瞬間。

 

他動詞を意識してきたか、意識してこなかったか、の違いが絶対に出てきますよ!

 

長くなったのでこの辺で。次回は動詞のVedere(見る)を例にもう少しお話しましょう♪

 

ここまでお読みくださりありがとうございました (^_^)

NORIITALIA

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