イタリア語文法

【読む・書く・聞く・話す】① 「ラ・スタンパの記者」をイタリア語にしてみてね。

みなさん、こんにちは。イタリア語・日本語講師のNoritaliaです。

 

私のプロフィールビデオで出てくる言葉で、「読む。書く・聞く・話す」というスキルがあります。

 

それで、生徒さんから色々な感想をいただくのですが、

その中に、

 

「読む・書く・聞く・話す」の順番ってどういうことですか。

という質問があったので、書いてみたいと思います。

 

 

リスニングやスピーキングは、やることがちょっと増える

「読み書き」と「聞く話す」を比べてみると、

 

「読む」は、字を見る→イタリア語を認識→意味を理解する

「聞く」は、音を聞く→リスニング→イタリア語を認識→意味を理解する

 

「聞く話す」の方が一つ作業が増えますし、また瞬発力など、様々な要素が入ることがわかると思います。

 

また、「音を聞く」のと、「リスニング」は別物だということも大事なポイント。

だから、なんとなく聞く「ラジオの聞き流し」はあまり有効な勉強法ではないのです。

 

「そんなことない!聞き流しは役に立っているよ!」

 

という人は、最初は聞き流しから始めて、その次の段階の「リスニング」をするために、少なくとも集中できている!いいですよ!

 

そんなわけで、リスニングとスピーキングは、「読み書き」よりも作業が増えて難しい、ということをまず理解する必要があります。

 

 

文法は、「リスニングとスピーキング」の原動力

「読み書き」なくして「聞く話す」はない。だから読み書きをすっ飛ばしてはいけません。

理由は書くまでもないのですが、一つ例を挙げてみましょう。

 

「ラ・スタンパの記者」

(ラ・スタンパは、イタリアの有名な新聞です)と言いたい時に、どう言ったらいいと思いますか?

 

Un giornalista della “Stampa”

と言いますか?

 

字を見ず、聞こえてくる音だけでいうと(間違いはあるよ)、正解にしてあげたい。

でも、間違いになります。

 

正解は、

Un giornalista de La Stampa

となります。

 

なぜなら、女性定冠詞がついている名詞は、その前の前置詞とくっつかず、また前置詞がDIではなくDEになるからです。

 

だから、この文章を言う時に、「Un giornalista de La Stampa」が頭の中にないといけない、ということです。

イタリア人は、「della “Stampa”」と「de La Stampa」の発音を聞き分けます

 

このように、外国語としてイタリア語を勉強する場合は、やはり読むだけではなく「書く」も同時に行わないと、「聞く・話す」のトレーニング時につまづくことになるでしょう。

 

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さて、今日は「読む・書く・聞く・話す」4つののうちのスキル、「書く」について話してみました。4つのうちの、どのスキルを取り上げても、他のスキルにつながっていくわけですが、ラスボスの「話す」に到達するべく、色々なヒントをこちらでシェアしていきたいと思いまーす♪

 

ここまでお読みくださりありがとうございました (^_^)

NORIITALIA

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