いつもコラムを読んでいただき、ありがとうございます!イタリア語講師のNoritaliaです。
イタリア語検定2023年度春季は、3月12日からオンラインで実施されます。
私からの連続コラム。今日は「作文」です!
下記に注意して読んでくださいね。
- コラムの長さに配慮し、全体的な私の考えを述べます。受験以外の方も参考にしてもらえると思います。
- 合格するのが目的ではなく、レベルに応じたイタリア語能力に近づくために努力する過程こそが大事だと思います。
- イタリア語検定に限らず、試験というものは出題内容によって有利になったり不利になったりする場合があることは覚悟しておきましょ
う。 - 更に深く知りたい方、それぞれの級について知りたい方は、カウンセリングをリクエストしてくださいね。
どうぞお付き合いください!
3級・準2級には作文課題があります
イラストを見て物語を作っていく課題になっています。
誰かの1日の様子を綴ったものが多く、3級では現在形、準2級では過去形で、と指示されることが多いですね。
正しいライティング(作文)には上達するための「通過ポイント」というものがあります。
検定を受験する以上、正しいイタリア語を学ぶために勉強しているのであり、そうでなければ、自己流で構わないわけですよね。
「正しいライティング」のために抑えるべきポイント
レッスンを取ってくださっている方が多くいらっしゃいますので、ちょっとだけ書いてみたいと思います。
まず大事なことは、「絶対に文法を間違えない」ということです。
その次に大事なことは、「適切な言葉を適切な場面で使うこと」。
最後に大事なことは、「読む人に分かりやすい自然な文章の運び方」です。
さて。イタリア語検定の中級では、最初の「絶対に文法を間違えない」で点数が取れます。
これに慣れてしまうと、リアルにイタリア人とコミュニケーションを取る時になって「自分のコミュニケーション力のなさ」に愕然とするでしょう。
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私のことです(笑)。
文法の知識は、あなたが建てる家の基礎となる
例えば。
文法と語彙の知識を1平方メートルまで広げた人。
10平方メートルまで広げた人。
どちらがより大きな家を建てることができるでしょう。
どちらが収納スペースが多いでしょう。
知識は力です。文法の力が少なければ、土台は狭くなります。
狭い土台に、コミュニケーション術をいくら積み上げても、広くしっかりした基礎を作ってから家を建てた人に比べて能力は劣ります。
イタリア語検定中級の作文は、文法チェックが中心です。
だから「カッコよい文章」は目指さず、着実に「文法を間違わない」文章を書いてみて下さい。
検定合格が最終目的ではないはずです。
イタリア語検定は「リアルなコミュニケーション力を得る」ために受けるのではありません。
キチッとした文法で「地盤を固める」ために受けるのだ、と心得ましょう。
ここまでお読みくださりありがとうございました (^_^)
NORIITALIA