イタリア語文法

【読む・書く・聞く・話す】②-2 早めにね。〇〇〇を意識すること。

みなさん、こんにちは。イタリア語・日本語講師のNoritaliaです。

 

さて、前回からのお話。

中上級になってから「他動詞と目的語」を意識しても、間に合いませんよ、というお話。

 

イタリア語を読む時、動詞活用と同じくらい自動詞・他動詞を意識すると後で楽だよ!というお話でした。

 

 

意識してても間違っちゃう?大丈夫!意識してない方が問題だから

例えば動詞のVedere(見る)を例にして説明してみます。不規則動詞で結構最初に習う他動詞ですね!

 

他動詞ですよー。みなさん覚えましょうね。つまり、「何を」見るのか、を書かなければなりません。

 

ここで、「Vedereは他動詞」と一応頭に入れ、この動詞を使うたびに「他動詞だったよね、そうそう」と確認すると良いです!

 

そうじゃないと、この動詞、目的語なしで使ってる人たくさ〜んお見かけするからです。

 

目的語なしで使う場合もありますよ。その場合には「目自体がきちんと見えている」を表すCIを伴うか、BeneやMaleなどの副詞を伴います。 それ以外で目的語(目的節)なしで使うことはありません。

 

Ci vedi?(見えていますか?)

Con questi occhiali (ci) vedi bene?(このメガネで良く見えますか?)

 

こんな感じで使いますね。

 

でも実は、「Vedi?」と単体で使う例もあります。

「ほれ、見たことか」とか「でしょ?言わんこっちゃない」とか、敬称なら「見てくださいよ」

という時です。でも、これも厳密に言えば他動詞が隠れてますね。

 

 

だから「読める」から「書ける」に移行するには隔たりがある。だからこそ書く習慣をつけよう!

自動詞でも助動詞にAvereを取るものがあったり、他動詞でも目的語がいらないものがあるけど、それを上級レベルで感覚で習得するのは、やはり無理があります。

 

それが通用するのは、イタリア語を読む時だけ。インプット時だけ。

 

「イタリア語から母国語に直すスキル」だけではなく「日本語からイタリア語に正しく直すスキル」 を身につけることこそ、最上級への道!だと心得ましょう♪

 

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さてさて。基本の「キ」である「読む」時点で「自動詞と他動詞の違いと目的語」について意識しておいたほうがいいよ!という話でした。

 

それぞれのレベルはあれど、上級になって知っておくべきことは、初級から知っておくと楽です♪

 

インプットである伊→和(読む・聞く)はできるけど、アウトプット和→伊(書く・話す)は自信がない。

そんな方への参考メッセージになったらいいな♪ と密かに願っています★

 

ここまでお読みくださりありがとうございました (^_^)

NORIITALIA

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