みなさん、こんにちは。イタリア語・日本語講師のNoritaliaです。
先日の木曜日。家の近所に朝市が立つので買い物に出かける日です。
そのついでに、今日はおばちゃん3人で切り盛りしている生パスタ屋さんに行ってきました。
イタリアの冬に食べたいもの!
私はイタリアの中部に住んでいるのですが、エミリア・ロマーニャ州と、マルケ州の北部で有名なのは、卵を使った黄色いパスタシート。
そのパスタシートに詰め物をして小さく包んだものが「Cappelletti」、小さな帽子という意味です。
生パスタ屋さんで写真を撮らせてもらったのがこれ↓
おばちゃんの太い腕が、もう美味しさを物語っています。
これは、 Cappellini al formaggio、チーズクリームを乗せている所です。この後、上からパスタシートを乗せて丸い押し型のようなものでくり抜いていきます。ちょうど小さな帽子のようになります。
全部手作業。そう。お店の人気の秘密は、人間の3倍くらいのパスタシートを機械を使わずに手で伸ばし、一つ一つ丁寧に作っているからなんです。
破らないように薄ーく伸ばすの、本当に難しいんです!薄くないと美味しくないし、薄くしすぎると破れてしまう。
そんなわけで、ベテラン3人のおばちゃん、この街のイタリア人の胃袋をワシづかみなのです(笑)。
さて。イタリア中部、クリスマスシーズンに食べられるのは、こちらの肉のタネを包んだCappellettiのスープ仕立て、Cappelletti in brodo。こちらは上の作業と似ているのですが、丸い押し型を使わずにワンタンのように手で生地を折り曲げて整えます。
これは、本当に美味しい。イタリア中部に来られることがあれば、必ずオーダーしてくださいね。
イタリアのキッチンメーカー、ラゴスティーナのサイトにレシピを見つけましたので、よければご覧ください!
Cappelletti in brodo(外部サイトに飛びます)
坊主の首を絞めるパスタ?Gli strozzapreti
さて、私が買ったのは、Gli strozzapreti。「坊主の首を絞める」という名のパスタです。こちらもロマーニャ地方のパスタ。
帰ってから満足げに写真を撮りました。
こちらは卵なしのパスタ生地を細長くし、両手でねじるように作ります。簡単にできるので、私も日曜日に見よう見まねで作ります。
ねじった隙間にパスタソースが絡んで、シンプルながらも美味しいパスタです!日本でも作れるので、よかったらチャレンジしてみてくださいね。めっちゃ簡単です。
薄力粉とぬるま湯を2対1の割合と、塩があればできますよ〜。こちらもレシピを貼っておきますが、レシピ要らんくらい簡単・・・。
Gli strozzapreti(外部サイトに飛びます)
ここまでお読みくださりありがとうございました (^_^)
NORIITALIA