イタリア語文法

【効果的で最短距離の勉強法②】〇〇を深く理解すべし!

みなさん、こんにちは。イタリア語・日本語講師のNoritaliaです。

 

イタリア語の勉強。文法を勉強し、単語の数を増やす。どの先生でも言うことですし、それは基本的なこと(^_^)。

その当たり前の勉強の中、「こうしたらもっと効果的かな〜!」と私が思うことをシェアする連載コラム、今日は第2回目です。

 

〇〇を深く理解すべし!です。では行ってみましょ〜♪

【前回までのコラム】

【効果的で最短距離の勉強法①】〇〇と〇〇は変えるな

 

 

語順を深く理解すべし

イタリア語の文法を習う上で、日本語とイタリア語の語順が違うことは全ての人が知っていますね!

だから、語順を理解するのは当たり前のことだと思いますよね・・・。

 

イタリア語は動詞活用がありますので、主語を省略しても「誰がいつ何をしたのか」が分かる言語です。つまり、動詞一つ言うだけで意味が伝わります(^_^)。

 

 

例えば、空港で荷物が見つからない時

こんなシチュエーションを考えてみましょう。

 

イタリア人
「すみません。荷物が見つからないんです。日本から飛行機に乗ったのですが、乗り換え時間が短かったので、荷物がここまで届いていないんでしょうか。かなり待っているんですが・・・。」

 

日本人
「すみません。日本から飛行機に乗って、乗り換え時間が短かったので荷物がここまで届いていないのか、かなり待ってるんですが荷物が見つからないんです」

 

今回は日本語で書いていますが、文章の語順としては、イタリア語の方は動詞が文頭に来ます。日本語では動詞が文末に来ますので、反対ですね!ここまでは当たり前。

 

でも私が言いたいのは、伝え方も反対だ、と言うことなんです。起承転結ではない、と言うこと

 

 

イタリア人は、結果から言う

これは、イタリア語をアウトプットする時、イタリア人と話す時、意識するべき重要なポイントです。

 

動詞を先に言う、結果から話し始めるイタリア人に、日本的に「丁寧に順序立てて」話しても、こちらの誠実さだけは伝わりますが、内容はあまり聞いてもらえないと思います(^_^;)。

 

でも動詞から文章を始める、と言う習慣は日本人にはないから案外難しい。文法的にも、気質的にも。これが同じイタリア語を勉強していても欧米人とは違う点であり、その違いを知って意識を高めることが大事なのです〜。

 

でも、日本人的に考えたら、「最初に動詞を言ったり結論から言ったりするとキツイ言い方になりそう」って思いますよね。思います思います。私はそう思ってしまいます。

 

なので、日本にいる時とイタリアにいる時、話し方(伝えかた)を変えますし、それに合わせて声や目つき、さらには姿勢も変わるんです(大笑)。

 

 

アウトプット時に大きく影響

さて、私はアウトプットや作文のレッスンをしています。

 

ネイティブの先生はもちろん間違いなく添削してくれると思います。ではなぜ私がアウトプット・作文のレッスンをしていて、生徒さんがたくさん来てくださるのか。

 

日本人だからこそ陥りやすいポイントというのは、思っているよりも多いということだと思います。ネイティブの先生がネイティブだから「当たり前」と思って見落とすポイントを、拾い上げることができるからです♪

 

今回のコラムで書いた「語順や伝える内容の順番」は、ほんの一部です。作文を「添削」するだけではないレッスンを提供しているからか、生徒さんたちはレッスンのフィードバックを「宝物」と言ってくださいますよ〜(^_^)。

 

 

結果から伝える。動詞から始める。

日本ではなくイタリアで生活しているからこそ、生徒さんに伝えられる知識があると思っています♪

 

イタリアではトラブルはつきものなので、状況を説明したり、自分の立場を主張することが多々起こります。

 

フリーダイヤルからメール、書面、事務所に乗り込む(笑)。全部経験しました。早口のナポリ人と喧嘩をしたこともあります。そんな時に、流暢に状況説明していても聞いてくれるはずはなく。はっはっは。

 

ともかく最初に用件を伝える、結論から言う。動詞を言う。そんな風に生きて得られたものは、今こうして講師をしていると宝物にさえ思えます(^_^)。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今回は、「語順を深く理解すべし!」について私の意見を書いてみました。

 

文章はためらわず動詞から言う。言いたいことは、まず結論から言う。

 

中級以上の方はぜひ勉強の参考にしてもらえたら嬉しいですし、初級の方も動詞から文章を始める意識をいつも育てながら勉強してみてください〜♪

 

次は、このコラムに出た「動詞」についてお話しします!

 

 

ここまでお読みくださりありがとうございました (^_^)

NORIITALIA

-イタリア語文法