私のレッスンの中の一番人気、「アウトプット・音読・発音」レッスンコラムの続きです。
全リクエストの半分以上を占めるこちらのレッスン。
そもそも日本人の私が、イタリア語のアウトプット・音読・発音を教えられるのか?
教えられると思います。今から理由を2つ挙げたいと思います。
外国人が別の国の言葉を話すこと
いくらイタリア語で言いたいことが表現できるようになっても、「超えられない壁」というものはあります。
私にとって「その壁」とは、母音の「音色」。特に「ア」が苦手です。
子音はなんとか発音できると思います。また話すときはイタリア中部の抑揚になってると思います。
有名外国人や、日本暮らしが長い日本人を紹介する番組で、いくら流暢に日本語を話しても、その人が生まれた国の「音色」がどこか残るもの。
外国人がネイティブと「全く同じ」音色で、「全く同じように」話すことは現実的ではありませんね。
私の娘とちょっとした遊び
「日本語とイタリア語でスーパーマン、って言って」と頼むと、
「スーパーマン」
「Superman」
と返してくれるのですが、日本語の「ス」とイタリア語の「SU」の違いなど、それぞれの国の音を完璧に分けて話しています。
ゲーム感覚で違いを楽しんでいるようです。
バイリンガルにはこれが可能。でも、現地の言葉が強く、日本語が弱いハーフの子は、キレイに「スーパーマン」と発音できません。
母国語、あるいは現地語の音色が残ってしまうのです。
こちらもオススメ
私がアウトプット・音読・発音を教える理由(1)
流暢にアウトプットをするには、いくつか要素があるでしょう。
以前別コラムで、私の思う「ペラペラ」を書いたことがあります。
↓
【読む・書く・聞く・話す】④-1 あなたにとって「ペラペラ」とはなんですか?
まとめて書くと、
・単語集などを使って、最初の2500語を覚えている
・イタリア語検定3級程度の文法を習得している。
・自分の考えを効果的に伝えられる力がある
・発音が自然で淀みがない
このような感じでした。
これらは日本人講師でも教えられないことはなさそうですね。
なぜなら、一つの単語の母音・子音の「発音ポイントや音色」を個別に説明し、いくら繰り返して練習したところで、上のような「流暢に話すための条件」が揃っていなければ、サラサラの砂浜に見た目だけキレイなお城を建てるようなものだからです。
ネイティブは、流暢に話せない人に細かい発音は教えません。ですから、まずは文法を習得して自分の考えを効果的に伝えるトレーニングが必要になるのです。
私がアウトプット・音読・発音を教える理由(2)
こちらは、レッスンでしか話さないことなので、秘密です(笑)。
日本人にしか分からない日本人の発音の癖がありますので、それをまず直します。
イタリア人の発音を見よう見まねで学び、発音を良くしていく人もいると思います。
ただ、イタリア人は無意識に話しており、具体的には教えませんので、時間はかかると思います。
私のレッスンでは、「具体的に」日本人の発音の癖を取り除いて、イタリアらしい音にします。
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さて、今日も私のオススメレッスンについてのコラムでした。
私もまだまだ上を目指してイタリア語を磨いていきたい。
その中で、私の知識もシェアしていければ幸せかなと思います♪
ここまでお読みくださりありがとうございました (^_^)
NORIITALIA