イタリア語文法

複雑?な接続法。理解のヒント① イタリア語文法

アウトプット・発音が続いたので、少し文法についてお話ししてみます。

 

今回は、中上級向き。接続法を取り上げてみましょう。

どうぞお付き合いください!

 

中上級者向けの文法。複雑?な「接続法」

さて、イタリア語で話すようになると、幅広い場面で使うことになる接続法。

事実として決定していない事に使ったり、自分の意見を述べる時に使いますね。

 

接続法は基本的に従属節で使います。

イタリアの学校でやるのと同じく、「CHEと主語」を伴って動詞活用します。

CHEを使うことにより主語が変わりますので、必ず主語をつけて活用します。

 

さて。イタリアの小中学生は接続法をマスターしていません。

 

子供たちは直接法を使って表現します。先生は接続法を使いますが、子供たちには注意しません。

親や集団登校のおじちゃんなどは、直接法を使って子供達と話しています。

 

そんな訳で、話し言葉としては直接法を使うことが一般的によくみられます。

 

この「直接法と接続法の使い分け」は、イタリア語を学ぶ外国人によって悩むポイントになります(後述します)。

 

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CHE以外に接続法を使う意外な一例

接続法と言えば、まず「Penso che... Immagino che...」を見かけると思います。

「自分の主観を述べるときには接続法」とまずは理解することから始めますね。

 

他の使い方として、「どうだったかなぁ」と自分が知らないことを聞くときにも接続法を使います。

 

Ho chiesto al mio amico CHI FOSSERO loro.
(彼らは誰だったのか、僕の友達に聞いた)

 

この文章、

Ho chiesto al mio amico CHI ERANO loro.

と直接法を使うケースを聞くことがあります。

 

でも「自分が知らないこと」を人に聞いているから接続法を使います。

話し言葉としてはアリなのかな?と複数ネイティブに確認すると、話し言葉としても間違っているそう。

 

主節で使うのであれば、直接法で構いません。

CHI ERANO?
(誰だったの?)

 

従属節であったとしても、こんな風にはっきりしていれば、直接法

Tutti sanno CHI ERANO loro.
(みんな彼らが誰だったのか知っている。)

 

ただ、「・・かと友人に聞いた」(Ho chiesto al mio amico...)と言っている時点で、「自分は彼らが誰なのか知らない」と言うニュアンスがあるので、接続法になっちゃうのです。

 

本当は接続法なのに直接法を使っているケースはよくあります。

 

接続法を使いこなすには、ルールに当てはめると失敗する

文法を「本に書いてある知識」ととらえている人にとっては、確かに「書いてある知識」しか学べません。

 

話し言葉だと友人同士なら接続法より直接法を聞く機会が多いかもしれません。

 

友人との会話や語学系・文化系以外の一般人のYouTubeチャンネル(グルメや旅チャンネルなど)。

これらを通じてイタリア語の文法(書き言葉)を正しく学ぶには限界があることを知っておきましょう。

 

あくまでも、①流行ってる言い回し②ネイティブの言い回し③リスニング④ある程度の文法項目には良い教材だと認識しましょう。

 

私が上級者にオススメするのは、「あなたの接続法テキスト」を作ること。

 

読解などで実践的な知識をたくさん吸収しましょう。

接続法の動詞を見たら、「なぜここは接続法なのか」と考えて書き留めましょう。

あなたが作ったノートの方が、お金で買う文法本よりもよっぽど価値のあるものです。

 

接続法というものをルールとして頭に詰め込むのではなく、文章の内容をじっくり読んでみてください。

そうすれば、直接法か接続法なのか、自ずとわかるようになる、ということだと思います。

 

【今日のまとめ】

書き言葉からは、話し言葉になる。

でも話し言葉からは、書き言葉にはならない。

 

ここまでお読みくださりありがとうございました (^_^)

NORIITALIA

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