みなさんこんにちは。イタリア語・日本語講師のNoritaliaです。
「読む・書く・聞く・話す」の「話す」は、これまでの勉強の集大成です♪
外国語を学んでいる以上、人とのコミュニケーションを取るのが目的ですから、「話す」スキルはやはり最終目標です!
不自由なく言いたいことが言えるようになるために必要な単語数
いくつくらいだと思いますか?考えて見たことがありますか?
2500ワードと言われています。イタリア語検定の級別必要単語数と比較すると、3級相当になります。
参照先:
How many words do you need to know in a foreign language?
ちなみに、文章を作るのに必要不可欠な単語数は250語です。
「ペラペラ」を目指す道。具体的に。
外国語を「ペラペラ」話す、と言う表現はよく使われますが、そのレベルは人それぞれ違うと思います。
そこで、私の思う「ペラペラ」をここに書いてみましょう。
・単語集などを使って、最初の2500語を覚えている
・イタリア語検定3級程度の文法を習得している。
・日本語とは違う「冠詞・代名詞・動詞活用」を使いこなせる
・自分の考えを効果的に伝えられる力がある
・発音が自然で淀みがない
・「冠詞・名詞・形容詞」や「助動詞と過去分詞」などを考えずに止まらず発音できる
など。
このような感じでしょうか。そこに、可能なら「イタリアに1、2年住むこと」も付け加えたいです。
残念ながら「ペラペラ」は簡単ではない
さて、ちょっと厳しいことを書いたかもしれません。しかし滅多に「ペラペラ」を口にするものではありません。
シンプルに、「ペラペラ話すこと」は難しいんです。
しかし「ペラペラ話せる」と簡単にできるような印象を与える教材、レッスンをよく見かけます。
ペラペラ話せるように「見えたようになる」レッスンはある
英語ネイティブの先生が言った言葉ですが、本当にペラペラ話せるためには長期間のトレーニングが必要だが、英語がペラペラ話せる「印象」を与える方法なら3ヶ月で効果が出るそうです。その方法とは?
「文法よりも発音に比重をおいて勉強すること。つまり英語の単語と単語の間の発音や、英語の音を真似て話すこと」
だそうです。つまり、英語の発音矯正は3ヶ月で効果が出る、と言うことをおっしゃっていますね。
発音がそれっぽいと、上手に聞こえるし、上達した気になる。そんな感じでしょうか。
この二つ、比べてみてください
・文法レベルが上級で発音がカタカナ読み
・文法レベルが中級で、発音に注意して勉強している
だと、後者の方が「ペラペラ話せてすごい!」と感じる人がいらっしゃるかもしれませんが、それが「すごい」ことなのかは、人それぞれの考え方。文法レベルでは、上級の人の方がすごい、と感じる人もいるでしょう。
しかし、上級で出てくるような複雑な接続法が使いこなせなくても、イタリア語を操ることは可能だ、と言うことは知っておくべきかなと思いますし、250ワードを覚えれば、文章は作れるのですから、早いうちからアウトプットのトレーニングを始めるのがいいかなと個人的には思います。
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さてさて。結論が一つではない今回のテーマ。
あなたの思う「ペラペラ」はなんですか?
「ペラペラ話す」を目標にレッスンを受けているみなさん、そのレッスンで「ペラペラ」になっていますか?
ここまでお読みくださりありがとうございました (^_^)
NORIITALIA