発音・アウトプット

(続)ネイティブ講師は(案外)発音を直してくれない?の続き

皆さん、こんにちは。イタリア語・日本語講師のNoritaliaです。

前回のコラム、 (続)ネイティブ講師は(案外)発音を直してくれない?

の続きです。

 

「本当の意味で正しい発音ができるようになるには、実は高いイタリア語能力が必要なんじゃないの、私には無理なんじゃないか?」

そんなことはない。それが私の意見です!

 

イタリア語を正しく発音するスタート地点

シンプルな一つの文章を「多くても」二つくらいのグループに分け、それぞれのグループは「いちいち考えることなく」言い切れるか、ということ。

 

例えば、こういう文章があるとします。

Sono andato dal dentista.(歯医者さんに行ったよ)

これを二つに分けます。

1. Sono andato da…

2. il dentista.

どちらのグループも止まることなく言えますか?

 

特に、1)の文章はよく使いますね。それを全ての人称で、かつ一まとめにして止まらず言えるようになったら、「では、そこから発音を整えましょう」ということになります。

 

上の文章は、決して難しい文章ではありません。つまり、自分のレベルにあった文法をきちんとアウトプットすることによって、どんなレベルの人も、文章を組み立てていくことができます。

 

自分のレベルに合った文法を勉強した後に

① 名詞の性数に気をつけながら「単語ごとの発音」

② 単語をまとめた「グループ毎の発音」

③ いくつかのグループをまとめた短めの文章

④ 文章を接続詞や関係代名詞でまとめた長めの文章

 

とそれぞれの段階で「考えることなくスムーズに」発音できるように頑張ってみましょう。徐々に言えることが増えてきます。そして自分が言ってることを「意識してイタリア語で考えながら」正しいスピードで話すことができます。

 

日本語ででも、考えながら話しますよね

それと同じです。外国語を話すから、と焦らないこと。自分の話す内容を落ち着いて話してみてください。

 

先ほどの①、性数に気をつけながら「単語ごとの発音」は、案外難しいものです。定冠詞と名詞を間違えずに単数・複数言えるかどうか。これがイタリア語の基本となりますので、このベースをきっちり固めてから、②、③と進むことをお勧めします!

 

さて、生徒さんとの何気ない会話、疑問から思いついたまま書いてみましたが、いかがでしたでしょうか。
イタリア語学習、私も含めて日々頑張っていきましょう♪

 

ここまでお読みくださりありがとうございました (^_^)

NORIITALIA

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