イタリア語文法

【効果的で最短距離の勉強法⑤-2】日本語から訳すの、アリ?ナシ?

みなさんこんにちは。イタリア語・日本語講師のNoritaliaです。

 

「より早く効果的にイタリア語を学ぶ」ための連続コラム。

ラストの5回目は2回に分けてお送りしています。こちら最終回はは中級・上級者向けのコラムになります。

 

「日本語で考えてから訳すの、アリ?ナシ?」です〜。

 

日本語で考えてから訳すの、アリです!っていうかそうしてほしい。

そう思うケースがありますので、今から説明します。

 

 

フリートークなどでいくつかの写真やイラストを見て話すとき

なにかをイタリア語で説明しなければならない時、どうしていますか?

 

例えば、

「カップルが歩いています」
「海で人が泳いでいます」
「子どもたちが公園で遊んでいます」
「天気が良いです」

などの説明をすると思います。

 

主語・動詞から始まる語順で組み立てます。もちろんOKです!でもそんな時、私は生徒さんにこう言います。

「日本語で説明してみてください」と。

 

すると、「えっ?」という顔をされながらも、

「はい。えーと、じゃあ・・・左の写真から始めますね」

とか

 

「そうですね。全部で写真は3つありますね。左上の写真は・・・」

とか

 

「えーと、これはイタリアの広場ですかね」

とか。

 

 

はいOK!今、なんておっしゃいました?

すると「はい?」とびっくりされるんですが、これですこれです。これを先に言ってほしいんです〜。イタリア語でも。

 

"Sì, allora.. dunque, partiamo dalla foto sinistra.."

"Ok, in tutto ci sono 3 foto. Quella in alto a sinistra.. "

"Dunque, questa mi sembra una piazza italiana.."

 

中級・上級向けコラムだからこそ書ける、レベルのちょっぴり高いお願いかもしれません。

 

でも、日本語で説明するときだって、いきなり本題から始めず、全体像を言ったり、適度に接続詞も使うはず。イタリア語で何か話す時も、こんな風に始めることでより表現に膨らみが出てくると思うのです〜♪

 

接続詞、副詞、間投詞などの"dunque, bene, allora, ok"などは、文章の組み立てに直接関係なく使われるものなので、文法を気にせず使えるため、積極的に使わなソンソンなのです♪

 

 

アウトプット・ライティングのヒントは身近なところに

ここまで読んでいただけたら、日本語で説明する時はどうするか、ということをイメージしてそれをイタリア語に訳すという方法も必要だ、ということがクリアになるとおもいます。

 

これはライティング(作文)でも同じことが言えます。ライティングのテーマを決めたら、導入部分だけ日本語で書き、イタリア語に訳してみてください。一語一句でなくても、意訳で構いません。

導入部分がとても大事なんです〜。

 

書き言葉と話し言葉は違うので、ルールは若干変わるのですが、何度か試してみると、イタリア語の作文の書き始めに何を書けばいいか、ぼんやりと見えてくると思います。

 

ぼんやり見えてきたら、そこからはイタリア語の文章を直接書いたりアウトプットをしたりすることが可能になるでしょう♪

 

さて、5回に分けてお送りした「効果的で最短距離の勉強法」コラム。いかがだったでしょうか。私個人の意見ではありますが、何かのヒントになれば嬉しいなぁと思います♪

 

ここまでお読みくださりありがとうございました (^_^)

NORIITALIA

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