みなさん、こんにちは。イタリア語・日本語講師のNoritaliaです。
語学を勉強中、こうしたらもっと効果的かな〜!」と私が思うことをシェアする連載コラム、今日は第3回目です。
〇〇〇〇を常に意識せよ!です。では行ってみましょ〜♪
【前回までのコラム】
【効果的で最短距離の勉強法①】〇〇と〇〇は変えるな
【効果的で最短距離の勉強法②】〇〇を深く理解すべし!
動詞活用を常に意識せよ!
こちら、娘の小学校時代のノート。動詞活用について習い始めた頃です。
↓
イタリアの学校は絵を常に描かせるので、にぎやか〜。動詞活用の第一歩、直接法現在形です♪
今度は、中学になってからのノート。ちょっと見にくくてすみません・・・。
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絵なくなった(笑)。さらに先生に直されています(^_^;)
イタリア語の授業では、動詞活用を唱えるミニテストがしょっちゅう行われます。
代名詞、形容詞、名詞、副詞なども同じように文法解析をするのですが、私が言いたいのは、
イタリア人でも動詞活用トレーニングをやってます、です。
娘もしょっちゅう家で唱えてますし、いつ当てられるか分からないので、私を練習台にしてトレーニング。
私が「cucinavo(料理する)」と言うと、娘が
「Voce del verbo cucinare, modo indicativo, tempo imperfetto, prima persona singolare..」
(cucinareの変化形。直接法半過去、一人称単数・・・)
と言ったり、
私が動詞の原形を言い、娘が15種類の動詞活用と、現在・過去分詞、ジェルンディオを言うトレーニングもやったり(イタリアでは先立過去などマイナーな時制もやるので15種類)。
なんだ、レッスン以外でも同じことやってるじゃないか・・・。
と思う今日この頃(^_^;)。
さて、イタリアに住んでいる生徒さんはしょっちゅうイタリア語を聞く機会があると思いますが、日本でこのような動詞の勉強をするにはどうすればいいでしょうか。
動詞活用は早めにクリア
コラムの最大ポイントである「効率的に」「最短距離で」イタリア語を習得するには、動詞活用は早めにクリアするのが良いです。
イタリアの学校では動詞活用で「主語」を必ずつけて発音させます。また、接続法では必ずCHE(関係代名詞)を先につけて発音させます。
これは、主語を常に意識させると言う目的があるのと、接続法は基本的に従属節でしか使わないからです。
*行く(andare)の直接法現在形
io vado, tu vai, egli va, noi andiamo, voi andate, essi vanno
*行く(andare)の接続法現在形
che io vada, che tu vada, che egli vada, che noi andiamo, che voi andiate, che essi vadano
*イタリアの学校では3人称単数・複数では文語のegliとessiを使います。彼、彼らと言う意味なので、昨今の流れに合っていないような気もしますが・・・。
動詞活用があると主語を省いたり、時制も分かってしまうイタリア語。直接法現在形、近過去、半過去の3つは常に意識して発音練習して覚えるようにしたい所です。
たくさん唱えてくると、耳がだんだん覚えてきますね♪
ただし!何も考えないただの「早口言葉」にならないように〜(^_^;)。
自分が今発音している動詞の意味を考え、動詞活用しながら「主語は誰で、その人がどう言う行動をしているのか」を常に頭の中で意識し、動詞のイメージと自分の発音スピードをすり合わせていく。
早ければ良い、と言うわけではなく、自分の「イタリア語を認識するスピード」に合わせていくようにすると良いでしょう。
ヒントは、このコラムに貼った1枚目の写真。走っている子供達のイラストを見ながらCorrereの動詞活用を唱えてみてくださいね〜(^_^)。
ここまでお読みくださりありがとうございました (^_^)
NORIITALIA