みなさん、こんにちは。イタリア語・日本語講師のNoritaliaです。
さて、生徒さんからレッスン中にいただく質問に答えるシリーズを何回かに分けてお送りします♪
同じような悩みを持っている人に役立ててもらえると嬉しいです♪
私はイタリア語検定試験を応援するレッスンを提供させていただいています。生徒さんに無理に勧めることはありませんが、「どうしましょうか。受けた方がいいですか」と聞かれたら、「そうですね。受けてみるのもいいと思いますよ」と前向きに勧めています。
❶ 試験日が決まっているため、その日に合わせて受験レベルの出題範囲を勉強するようになる。
❷ リスニング課題に合わせて、日頃からイタリア語を聞くようになる。
❸ 単語を覚えようとするために、語彙力がアップする。
どれも「イタリア語学習のモチベーションが上がる」と言う意味ですね!
受かりやすい準備方法と受かりにくい準備方法がある
イタリア語検定試験には、傾向というものがあって「受かりやすい準備方法」と「あまり意味のない準備方法」が確かに存在します。
そのために、「検定試験に照準を合わせても、総合的なイタリア語能力の向上に役に立つかは疑問だ」という人もいます。
イタリア語検定試験って受けても意味はないのかな?
色々な意見はあると思います。私の意見としては、先ほど挙げた「検定試験を受けてみるのもいいですよ」という3つの理由と「総合的なイタリア語の向上に役立つのか疑問」を天秤にかけてみた時、やはり受験した方がメリットは大きいと思います♪
イタリア語検定には5級から1級まで、出題範囲がおおよそ決められています。5級から順番に受けることによって、イタリア語文法を漏れなく習得していきますので、「この文法、やってませーん。汗」という事態が起きないからです。
山の5合目で見る景色と、4合目で見える景色。3合目で目の前に広がる景色。全部違うし、心も変わる
もう一つの大事なこと。それは語学は山登りのようなものだと思うんです。試験を受けようが受けまいが、通る道は人それぞれ違っていても、みんな頂上に向かって登っていきます。
試験を受ける人には、山登り中に「ここは5合目ですよ」「ここは4合目ですよ」と休憩所が用意されていて、景色を見ながらちょっと一休みしたり、今までの道を振り返ってみたり。
自分が今どこにいるのか。それを客観的に示してもらえるのが「語学試験」だと思います。目の前の景色に感動して、さらに上に登って違う景色を見ようとする。そういうものかな、と。
勉強内容は全く同じ
先ほど「試験の準備方法を伝授するのであって、勉強方法のコツではない」と書いた理由について。試験を受けようが、受けまいが、勉強する内容は同じです。語学検定攻略のコツはありますが、それは文法解析のスピードをアップするコツであって、合格するための魔法の杖ではありません。
同じ山頂を目指すのなら、山道に「あなたは今何合目ですよ」と書いてある方が、あとどのくらいで山頂なのか。今自分がどのあたりなのかが分かるし、山登りしやすいですよね♪