イタリア生活

今年のイタリアの夏。エネルギー価格高騰は公務員に直撃。

みなさん、こんにちは。イタリア語・日本語講師のNoritaliaです。

 

久しぶりにイタリアの状況を報告します。

*事前に、私は専門家ではないので詳しいことはみなさんでお調べいただき、私は今のイタリア生活についてお話ししたいと思います。

*リンク先のサイトはイタリア語のサイトです。もしよろしければ読解トレーニングにどうぞ。

 

イタリアでは3月31日に、26ヶ月間続いたコロナの緊急事態宣言が終了

しかし5月1日で終了すると思われた屋内でのマスクの着用義務は継続され、50歳以上のワクチン接種義務は6月15日まで、また医療関係者のワクチンの接種義務は今年いっぱいまでと、まだまだスッキリ終了とは言えない状況です。

 

50歳以上のワクチン接種義務については、「あなたは今、罰金対象になっていますよ」と言うお知らせが届くのですが、何年も前に亡くなった人に届いたりワクチンを受けた人にもお知らせが届いていて、いかにもイタリアらしい、と言うところ。

 

 

ウクライナ状況を踏まえた新たな緊急事態宣言

そんな中、マリオ・ドラギはウクライナ状況を踏まえた新たな緊急事態宣言を出したのですが、今周りで話題になっているのは、エネルギー価格高騰を理由とした、「公共施設におけるエアコンの設定温度規制」です。

 

「公務員の夏は、今年はより暑くなるだろう!」と言う見出しが新聞で見られます。

 

それによると、2023年3月31日まで、夏は27度より下げてはいけない。冬は19度より上げてはいけない。違反者には 500ユーロから3000ユーロの罰金が科されるとのこと。

(状況に応じてプラスマイナス2度までは許容範囲として罰金対象にはならないそう)

 

この規制により、7%から8%の節約が見込めるそうです。

 

誰がこれを取り締まるのか?どうやって取り締まるのか?とテレビやネットニュースでこのことが話題になっています。またイタリアらしいドタバタがここでも起こる予感がしています。

 

 

「平和かエアコン、どっちを選ぶのか」

さてさて。イタリアの首相、マリオ・ドラギは先日、

「平和かエアコン、どっちを選ぶのか」

と言う発言をしたことで話題になりましたが、ガソリンやLPガスの高騰に加え、イタリア人の生活に様々な影響が目に見える形で現れてきています。

 

 

もう一つ感じた事。それは食料品の価格高騰

もう一つ感じた事。それは食料品の価格高騰です。価格は変わっていないのに、いつも買っているジャムの瓶が小さくなっていました。

 

他のヨーロッパの国でも自家用車ではなくバスや自転車を使うようにキャンペーンを行なっていますし、日曜日は街灯を消して自家用車の使用を禁止する、と言う案も出ています。

 

イタリアも秋からワクチンが再導入される話も出ていますし、ウクライナ危機も先が見えず、落ち着かない日々を過ごしています。

ここまでお読みくださりありがとうございました (^_^)

NORIITALIA

 

-イタリア生活