通訳・翻訳

翻訳支援ソフトについてつぶやいてみる

さて、翻訳支援ソフトといえば、Trados(トラドス)が有名ですよね。私の周りでも使っている人が多いです。 しかしトラドスはウィンドウズのみ対応のソフトなので、MACユーザーの私には、ハードルが高い。 そこでMACで使用できるWordfastというソフトを使っています。 バージョンはPROの3。ただこの頃立ち上げるたびに使用期限はいついつまでです、というメッセージが出るようになったので確認したところ、買い切りのソフトではなく、3年間のライセンスということを今更発見。更新するには200ユーロかかります。そこにイタリアの消費税を入れて244ユーロ。   トラドスは買い切りソフトだというではありませんか。そこで自分のMACに入っているBOOTCAMPにトラドスの試用版をインストールし、どのようなものか使ってみることにしました。   トラドスはWordfastに比べてできることが多いらしいです。と言っても私は複数の翻訳者が関わるような大きなプロジェクトには縁がなく、小さい案件と地道に戦っている(?)だけなので、まぁ勿体無いソフトかなと。そして心なしか私のMACちゃんの動きが遅くなったような気がするのです。   Wordfastに限らず、MACの良さはレスポンスの速さ。自分の頭の動きと体の動きの速さで操作できる、と思っています。BetterTouchToolをインストールしてタッチパッドの動きを登録すると、翻訳作業がはかどるのですが、Windowsの画面で作業すると、3倍くらいの時間がかかるような(翻訳技量はまた別の話として?)。   そこでサッサと諦めてWordfastに戻ることに。しかしライセンスを更新するにあたり、3から5にバージョンアップしてもいいんじゃないかと考え、Wordfast5をインストールしてみることにしました。しかしWordfastは日本語化されていないのが残念な点です。また、日本で使用している人が少ないのか(さみしい)、検索しても使いごこちを書いている人がとても少ない。心細い・・・。   また、3から5にバージョンアップしようと思っている人(なかなかいないのかもしれませんが)に大事なお知らせ。3ではTM(翻訳メモリ)をDropboxやicloudなどのクラウド上に置き、デスクトップとノートブックで共有できていたのが、5になってからできなくなりました!この問題を解決するのに3日くらいかかっています。私は自宅ではデスクトップ、出かけることが多いので外ではMacbookで作業をしていたのですが、外から帰ってきて続きをデスクトップで作業開始!と思いファイルを開けるとTMや用語ファイルがエラーになり、引き継ぐことができません。   有名なProZという翻訳者たちの集まりサイトの掲示板などでもその問題が語られている様子。またWordfastの公式サイトでも以下のように発表されています。TMをクラウド上においていた人にとっては打撃〜。 Sharing Wordfast Pro TM via LAN or DropBox  
Wordfast Pro 5 does not currently support TM sharing via LAN or other file sharing services. You can use Wordfast Server or Wordfast Anywhere for TM and glossary sharing. See also Sharing a WFA TM or glossary with WFC and WFP users.
  有料のwordfast Serverか、インターネット上で使用できるWordfast Anywhereを使わないといけないようです。Wordfast Anywhereは無料のオンラインソフトで、使い勝手は良さそうですが、ネットに繋げてないと作業できないのが難点。   それでは解決策を!   一旦一つのパソコンで作業を終えたらそれをパッケージとしてエクスポートしてクラウド上に保存。別のパソコンで作業を開始するときにそのパッケージをインポートする、という手順になります。   TMを追加、用語集を追加、ではダメになってしまいました・・・。   でも3から5になって用語集の編集が便利になったり、見やすくなったりして、バージョンアップするメリットもあることはあります。色々触ってみて、5に落ち着きそうな感じです。   カフェトークでイタリア語を教えています。こちらから新規登録で500ポイントプレゼント!  

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