通訳・翻訳

ジェラート見本市SIGEP2016

正月気分も束の間、1月も終わりに近づいてきました。早いですねぇ。

 

さて、リミニでは毎年1月に大きなイベントがあります。それが、ジェラート、製菓関係の見本市、SIGEP(シージェプ)です。ビジネス目的で訪れる人以外に、最新のジェラートを試食するために、一般の来場客も多く訪れるという大規模な見本市です。ジェラートや各材料、パン、トッピングのドライフルーツなどから、業務用のオーブンなどの大型機械まで総合的に見て回る事ができます。  

 

見本市の様子は、私のサイトで紹介していますので、ぜひご覧ください。 アドリア海の太陽リミニ見本市  

 

期間は、1月23日から27日まで。   今年はヨーロッパの情勢が不安定ということで、日本からの参加者が来てくれないのでは、という心配もありましたが、参加者がいらっしゃるとの事。今年はイタリア政府外務省管轄のイタリア貿易振興会からお声がかかり、私も2016年の初出勤となります。  

 

私事ですが、イタリア貿易振興会と言えば、大昔に私が大阪で見本市に参加させて頂いたのも、イタリア貿易振興会主催でした。生まれて初めてそういうイベントに参加しましたが、面接の締め切りを過ぎていたので、最初はバリスタとして登録していただきました。当日は通訳の方々を見て「私もいつか通訳になりたい」と強く思ったものです。勤務時間が終わると、帰ろうとしている通訳の人を呼び止めて、「どうやったら通訳になれますかっ?」と質問し、変な顔をされながらも、丁寧に色々教えていただいたのを思い出します。若かったですねー!  

 

通訳も、そうして一つ一つ仕事をこなして苦労しているからこそ、これから通訳を目指す人に優しくなれるのだ、と今は思います(しみじみ)。  

 

さて、バリスタとして勤務した初日。仕事をしに来ているのか、バールでたむろしに来てるのか分からないイタリア紳士が数人。一緒におしゃべりしていると、私に「君、なんでバリスタしてるの。通訳しなさいよ」と言い、東京から来ている偉い通訳?の人を連れてきてくれました。名刺交換したら、本も出していらっしゃる超有名な翻訳家、T丸さんのお弟子さんだとの事。その後T丸さんからも直接お電話を頂き、通訳としての道が開けそうになったのですが、東京に移り住む勇気もなく、すぐにイタリアに行く事にもなったので、そのご縁はなくなってしまいました。  

 

そして不思議なご縁で、私はイタリアで通訳しています。情熱だけでここまで来たようなものです。

 

 

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