みなさんこんにちは。イタリア語・日本語講師のNoritaliaです。
私がモットーとしている「より早く効果的にイタリア語を学ぶ」ためのポイントをシェアするコラム。
今日は4回目!今回の内容は、「名詞・形容詞の〇〇に早く慣れるべし!」です〜。
名詞・形容詞の性数に早く慣れるべし!
来月は12月。日本の年末はベートーベンの第九交響曲が演奏される季節ですよね。
音楽を勉強した私も、何度も歌った記憶があります(^_^)。
合唱団とオーケストラが一緒に演奏する第4楽章。最後に盛り上がって曲が終わった後に拍手が沸き起こるのですが、このタイミングで客席から・・・。
ブラボー!(Bravo!)
と聞こえてくること、結構あるんです。
また、日本でイタリア料理が人気ですが、美味しいという意味の「ボーノ!」という言葉、お聞きになった方も多いのではないかなと思います(^_^)。
形容詞は修飾する名詞の性数に合わせる
さて。カタカナでイタリア語の発音を100%再現するのは無理なのですが、「ブラボー!」「ボーノ!」は発音が間違っていますし、文法的にも間違っているんです(^_^;)。
「ブラボー!」や「ボーノ!」はここでは形容詞として使っているのですが、形容詞は修飾する名詞の性数に合わせるというルールがあります。
コンサートで舞台上にいるのはオーケストラと、混声合唱団なので、男女複数。
男性単数のBravoから、男女混合の複数、Braviに変化します。 ブラーヴィ!(Bravi!)と声をかけるべきですね。
ボーノはどうか
こちらも、「何が美味しいのか」によって変わってきます。
Spaghetti (スパゲッティ)なら、男性形の複数なので、
Buoni!(ブォーニ!)
となりますし、
Caramelle(キャンディ)なら、女性形の複数なので、
Buone!(ブォーネ!)
となります。
どこまでも追いかけてくるよ!「名詞の性数」
前回のコラムで書いた「動詞活用」と同じくらいイタリア語の基礎となる「名詞の性数」。
娘の中学ではスペイン語の授業がありますが、イタリア語とスペイン語は似ているので、子供達もそれほど苦労する感じでもないようです。
これが、日本の中学生がスペイン語を学ぶ、となるとやはり大変ですよね・・・。
名詞には男性形と女性形がある。形容詞は名詞の性数に合わせる。
このようなルールは日本語にはないものなので、スペイン人やフランス人がイタリア語を勉強するようにはスンナリいきません。
だからこそ、マイナス地点からのスタートであることを自覚し、「最初から名詞の性数をしっかり意識すること」が、長い目で見て「早く効率的にイタリア語を習得する」カギとなるのです♪
名詞の性数は文法本の最初に載っているはず。ルールを学んだら、発音して耳から覚えるなどして基礎を固めることをお勧めします(^_^)♪
ここまでお読みくださりありがとうございました (^_^)
NORIITALIA