イタリア語文法

イタリア語で履歴書を書く

今日はイタリアは天気が良く、パソコン持って近くのバールでネットです。実は履歴書(Curriculum Vitae)を作成中なのですが、ここで色々と感じた事があるので書きます。

 

私は音楽家なので、プロフィールを書くのは慣れてるし、今までのプロフィールも残してあるんですが、語学の経歴について今回は履歴書を書かなければならないので、少し戸惑っています。

 

音楽家の場合、大体は

1)・・・卒業。・・・に参加。・・・に留学、コンクール入賞。などなど名詞で終わる文章&第3者の視点から現在形で書く。

2)・・・した。・・・した。・・・に参加した。などなど、第3者からの視線ですが、文章風で過去形。

となります。

 

私の場合、・・・大学を卒業し、大学院を修了後、渡伊。・・・に入学。などとするか、

・・・を卒業した。その後、大学院を修了した。などなど。

1)と2)が混ざる風にも書けますし、でもそんな感じで書きます。

 

イタリアの歌い手のプロフィールも、大体同じ感じ。現在形で書く人や過去形で書く人もいます。

たとえば、

1)Si e' diplomata in canto presso il conservatorio statale di musica...
(国立音楽院声楽科のディプロマを取得した)

とも書けますし、

2)Diplomata in canto presso il conservatorio statale di musica...
(国立音楽院声楽科のディプロマ取得)

とも書ける訳です。

 

でも、あまり1)と2)を混ぜるのは良くないので、書く前にどういう風に書くかを決めます。

 

しかし、語学の経歴については、「私は・・・しました。そして・・・に参加しました」と一人称で書く経歴書もあります。私の日本語の生徒に修正をお願いした時、この形式に全て直されました。以下の1)に当たります。

1) Ho tradotto vari siti internet (私は様々なウェブサイトを翻訳しました)

2)Ha tradotto vati siti internet(彼女は様々なウェブサイトを翻訳しました)

3)traduce vari siti internet(様々なウェブサイトの翻訳を手掛ける)

3)は、今も翻訳してますよ、とも言えるし、文章のどこに入れるかで、過去に翻訳をした、という風にも取れます。

 

私としては、1)はプロフェッショナルな感じが書けるような気がして(ただの気ですが)、でもやわらかい雰囲気もするし・・・。日本は型にはまった経歴書が受け入れられる傾向がありますが、イタリアはそこまでカチンカチンじゃなくても良いみたいです。人柄が見える方が良いでしょうね。それは日本も同じ事でしょうが・・・。

 

周りの友人に助けてもらいながら、ちょっとでも見栄えの良い経歴書を作ろう!と今がんばっています。

 

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