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続・イタリア人からイタリア語の発音を学ぶ【通訳こぼれ話】

みなさん、こんにちは!イタリア語講師のNoritaliaです。

 

さて、エミリア・ロマーニャ州の小さな山間の街で通訳業務。

イタリア語の発音をイタリア人の発音専門家から学ぶ講習会です。

 

日本人が持つイタリア語発音の課題など、学ぶことがいっぱいありすぎて、幸せを感じながら通訳をしています。

 

今日はそんな私の日々からこぼれ話をお送りします!

 


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まずは全ての子音・母音の発音ポイントをクリアに

発音ポイントを説明するだけなら、図を用いて「ここですよ」と言えばいいですね。

 

音を聞き分ける敏感な耳さえあれば、正しいイタリア語の発音ができない人でも、「ここを直しましょう」や「こうするとよいですよ」と説明くらいはできます。

 

ロボットのように同じ言葉を繰り返すのなら、発音ポイントを学んでそれを再現すればよいでしょう。

 

障害物競走のように、ここで舌をあげる、ここでこのポイントで発音する、など。

 

でも人間が話す言葉は毎回違いますね。

 


ある日の夕暮れ。夕食会に行ってきました。

 

 

でも発音ポイントをクリアにするだけでは十分ではない

発音ポイントを教えてもらって、それで正しい美しいイタリア語が話せるようになりましたか?

 

その時間だけ「この単語はこうして発音するんだ」と納得して終わりではありませんか?

 

単語単位で発音ポイントだけ教わっても、十分ではないのです。

人間は文章を話すのですから。

 

大事なことは、もっと見えない深いところにあります。

 

リラックスした喉。
リラックスした顔の筋肉。
リラックスした頭蓋骨を取り囲む筋肉。
リラックスした呼吸。

 

これらは全て、きれいなイタリア語を話すために必要なものです。

 


通訳場所に向かう階段。天井が広く、ひんやりとしています。

 

 

基礎は飛ばしてはいけない文法。しかし発音は基礎ばかり突き詰めるのは逆効果

リラックスするには、自分に自信をもつことが大切。

 

ではその自信はどこからくるのでしょう。

まずは自分が話そうとする「文法」に自信を持つことが大事だと思います。

 

短い文章でいいですから、自分の言っていることに自信をもって楽しくリラックスして話すこと。

 

長文でなくても構わないのです。

自信を持って話せるあなたの文章なら、短くても長くてもなんでもいいのです。

 

「文法間違ってるかな」とドキドキしてたら、正しい発音の入り口にも立っていないのです。

 

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リラックスした喉。
リラックスした顔の筋肉。
リラックスした頭蓋骨を取り囲む筋肉。
リラックスした呼吸。

 

これらは全て無意識に動いています。

自分ではコントロールできないものばかりですね。

 

発音ポイントを細かく追求したり、日本語の抑揚を押さえることに時間をかけること。

 

頭で考えれば考えるほど、生きたイタリア語からは遠のいていきます。

 

イタリアで発音指導のレッスンを通訳していると、そんな風に感じるのです。

 

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

NORITALIA

 

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