イタリア語文法

あなたに合ったイタリア語勉強法⑤ 冠詞の使い分け。ちょっとしたコツ

みなさん、こんにちは。イタリア語・日本語講師のNoritaliaです。

 

さて、前回のコラムで取り上げた「イタリア語の冠詞」。

私の思う、ちょっとした使い分けのコツを書きたいと思います。

 

 

イタリア語の冠詞

文法本には定冠詞は以下のように書いてありますね。

 

① すでに話題に上った名詞
② それ、と特定できる名詞
③ 「・・・と言うもの」と総称的に用いる場合
④ 世の中に1つしかないもの
⑤ 地理上の固有名詞
⑥ 肩書きや敬称のついた人名

 

それに対して不定冠詞は、

①一つの
②ある

 

となっています。ってことは、

一発目に出てくる名詞は、定冠詞の②から⑥であるケースを除き、基本的には定冠詞ではなく、不定冠詞をつけなければいけないことになりますね。

 

 

Noritaliaが考える冠詞の使い分けのコツ?

前回のコラムでも書きましたが、

上に書いた以外の意味で名詞を用いる場合は、冠詞は要らない、ということ。

 

そこで、私の思う冠詞の使い分けのコツは・・・。

なにもつけない。というところから始めることです。

 

なんかつけないと、と思うから間違えるのです。

 

話したい内容にあった「冠詞」を必要に応じてつける、ということ。

必要に応じて、というところが大事。

 

 

そもそも文法本1冊にまとめるのが難しいの

冠詞について何ページも割いてくれてる本はありません。残念ながら。でも割いて欲しい。

 

確かにイタリア語の文法は、難解だと思う人もいると思います。

 

それは、ぎゅうぎゅう1冊にまとめて、最低限のことしか書いてない「面白みに欠ける文法本」で勉強しているからです。(特に日本語で書かれたイタリア語文法本)

 

文法のルールはありますが、何百年もイタリア人が発音してできたルールや背景というものがあります。

 

だから、一旦ルールを覚えてイタリア語を「使いこなす」段階で、

どうしてここは定冠詞?

どうしてここは大過去?

どうしてここは条件法過去?

 

と疑問が湧いた時に、

ルールだけ覚えた場合だと「なぜか」を答えられないことになります。

 

ですから、

「そういうものなんだ」と算数のように式(文法)を覚えるのではなく、

 

日本語で理由を聞いて納得できると、もっと文法は身につくはず。そして楽しくなってくるはずですよ!

 

私は日本語の文法本を使うときは、必ず自分の独自ファイルを使って、一つの文法項目にたっぷり時間をかけるようにしています。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今日は「文法を丸覚えしないで理由を探ってみてね。結構おもしろいよ」というお話でした〜。

 

ここまでお読みくださりありがとうございました (^_^)

NORIITALIA

-イタリア語文法