イタリア語文法

質問コーナー❹ イタリア語が話せるようにならないのはどうして?

みなさん、こんにちは。イタリア語・日本語講師のNoritaliaです。

さて、生徒さんからレッスン中にいただく質問に答えるシリーズ。

今日のお悩みは、

イタリア語が話せるようにならないのはどうして?
生徒さま

です。

 

・・・答えは、「話さないから」です

イタリア語を日常的に話す習慣を作ることが大事になります。インプット(文法)したら、アウトプット(発語)。この繰り返しをより頻繁に繰り返すことがポイントです。

 

小さな子供が、寝返りを打ち、立ち上がって、そして歩き始めて、最後には走れるようになるプロセスを考えてみましょう。

 

Noritalia
寝返りを打てない赤ちゃんが、次の日に走れるようになると思いますか?無理ですよね。なぜでしょうか。

 

その成長のプロセスは、「体の筋肉の発達プロセス」

語学には「インプット」という作業も必要になりますが、アウトプットに欠かせないのが、この「体の筋肉の発達プロセス」なのです。

 

イタリア語が話せるようになるには、まずイタリア語を話す「口や体の筋肉」を長期的な目で鍛えていくことが必要になります。

 

そのプロセスの途中で、イタリア語の正しい音を聞き、それを真似て発音することによって、口やお腹の筋肉がついてきますから、最初から完璧に発音しようと思わず、楽しく色んな文章を読み「続ける」ことが大事なのです。

 

イタリアに住んでいると、お店で独りで話す店員さんが多い

これは、イタリア流の「間を持たせる」コミュニケーション術かなと思いますが、イタリアでお店に入ると、お店の人が、

 

「この棚にあったかしら、この箱をどけて見てみるわ。いや、次の箱だったかな、ここホコリ取らなくっちゃ・・・。ああ、これ品切れだから注文しとかなくっちゃ・・・」

 

などなど、ずっと話しています(笑)。

 

それに乗っかってこちらも世間話をしたりするのですが、相手の言うことを上手に聞きながら、自分の言いたいこともいうのがイタリア流(笑)。

 

イタリア人は思ったことを「そのまま口から」出す

日本人は思ったことを「まず正しいことを言ってるか自分の中で確認してから」発言しますね。それは日本人の誠実さを表す良いところだと思います。

 

Noritalia
でも語学学習においては、間違いを恐れず、文法を習ったらそれをどんどん実践することが、アウトプット力向上への道だと思います。

 

私のレッスンでは、今までに習った文法を使って、少し作文や発言をしてもらっていますが、レッスン以外の時間でも、自己アウトプットを毎日の生活に取り入れてみてください。

現在形を学んでいる人は、「ご飯を食べる、出かける、電車に乗る」

過去形を学んでいる人は、「ご飯を食べた、出かけた、電車に乗った」

再帰動詞を学んでいる人は、「目覚めた、起きた、顔を洗った」

 

といつもイタリア語の文章を話すようにしてみてください。そして誰かにそれを話す機会(友達がいれば友達、なければレッスンなど)を作ってみてください。

 

イタリア人は、もちろん人それぞれですが、日本人に比べて「見たまま、考えたまま、そのまま素直に」発言します。日本人には少し難しいことではありますが、開放的なイタリアのイメージに惹かれてイタリア語を学ぶ人だって多いはず。楽しみながら、イタリア語を学んでいきましょう!

 

ここまでお読みくださりありがとうございました (^_^)

NORIITALIA

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