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【2021年秋季・1級】イタリア語検定問題解いてみました♪

みなさん、こんにちは。日本語・イタリア語講師のNoritaliaです!

 

今日から6回に分けて、イタリア語検定(2021年秋季)の各級を解いた"簡単な簡単な"感想を書きたいと思います。(私個人の感想としてお聞きください!ですので、あまり役に立たないかも・・・笑)。試験は昨日でしたし、できるだけ早く全ての級を受けて感想を書けるように頑張ります!

 

Noritalia
私は全ての問題を入手!しましたので、まずどこからやるか!?それは1級です!

 

第53回(2021年秋季)実用イタリア語検定 1級 概要

2021年10月3日実施

リスニング問題22問(約36分)

筆記問題38問

合計120分

 

 

イタリア語検定1級!私の結果は?

リスニング22/22、筆記36/37でした。久しぶりに緊張しながら受けましたが、私が実際に1級を受けた頃に比べて成績は上がりました。一応イタリア語能力は下がってはいないんだなぁ、とホッと一息♪

 

リスニング

リスニングは、イタリアに住んで日頃からイタリア語を聞いているというメリットがありますので、それほど難しいとは感じませんでした。でも音声を聞きながら、以前こちらで書いた文字起こしを集中してやりました。1級では、音声内で話している単語そのままが選択肢内の単語として出ないですよね。ですので、いろんなジャンルの語彙力をつけておく事がやはり大事だな、と思いました。

 

VERO・FALSOで答える17番から19番

ほんの一例ではありますが、VERO・FALSOで答える17番から19番では、よく知られているStipendio(給料)という単語が選択肢にありますが、会話内では、rimunerazione(報酬)という言葉が使われていました。こういう受け取るお金としての単語には、他にも Ricompensaもありますね。1級受験の人は、イタリア語の類語辞典を持ち、一つの単語を勉強したら、必ず類語を調べる事が大切になってきます。

 

6番・10番・15番

15番の数字が出てくるような問題は、素早く数字を書き留める事が大事ですし、6番のような問題では、一番最初に聞こえるVersoを聞き逃さない事が大事です。Versoには色んな意味がありますが、ここでは鳥の鳴き声でした。鳥の名称が分からなくても、他の選択肢には合いませんから、当然Aを選ぶことになると思います。10番は、一瞬で終わってしまいましたね!こういう短い音声にもひるむことなくしっかり聞かなければなりません。

 

知らない単語がない、という事が理想ではありますが、それでも何かのヒントは残しておいてくれている優しいイタリア語検定。最後まで諦めないで、一つでも多くの単語を聞き取る事が大事です。

 

文法

文法では、当然接続詞と条件法の複合が出てきていました。動詞の活用は文法をさらっていくしかないわけですが、接続詞・条件法・ジェルンディオ・半過去・大過去など、どのケースでどの活用をするのか、今一度整理する事が点を落とさないコツだと思います。

 

24番

Nella speranza che... これは接続法の動詞がきますね。その前の動詞は未来形になっているので、直接法半過去・接続半過去はなし。遠過去もなし。接続法現在形が正解になりますね。

 

31番

Mia figliaが主語になっているように見えて、そうではない!目的語になっています。母親は関係ないので、Aはなし。再帰動詞はないのでBとDもなし。答えはCになりますね。文章内には出てこない「先生たち」という複数単数形が主語になっています。

 

言い回し

言い回しの問題に関しては、色々と迷われた方もいると思います。言い回しは覚えるしかありません!日頃から色んな文章を読み、言い回しを覚えましょう。50番の Per un soffioなどはそこまで難しくない、結構一般的な言い回しですので、そこまでひねくれていないイタリア語検定の試験問題だと思いました(笑)。

 

色々解説はしたいところですが、このあたりにしておきます!いかがだったでしょうか。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

 

NORITALIA

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