イタリア語文法

性格を表すイタリア語の形容詞~春は恋の季節?

さて。先日、幼稚園のバスで帰ってきた娘と近所の女の子。そのまま近くの公園で遊び始めたのですが、その女の子(5歳)が、花を一輪手に取ると、花占いを始めました。

 

「M'ama, non m'ama, m'ama, non m'ama・・・」
(愛してる、愛してない、愛してる、愛してない・・・)

 

最後の花びらは「M'ama!!」(愛してる!)だったのでご機嫌な彼女。

 

5歳ですよ!!??茫然としながらも、

 

「Hai un ragazzo preferito a scuola?」
(幼稚園に好きな男の子でもいるの?)

と聞くと、

 

「Si, si chiama Federico」
(ええ。フェデリーコって言うの)

 

と教えてくれました(笑)。

 

5歳で愛、ですか・・・(汗)。

 

春ですなぁ。とおばさんは思うのでした。

 

イタリアでは自分のパートナーをほめるのが一般的で、日本のように謙遜したりはしません。そんなパートナーが「どんなに素晴らしいか」を表現する形容詞の多い事!

 

日本語なら「良い人」「正直な人」「誠実な人」「かっこいい」「おもしろい」・・・。などありますが、イタリア語はこんなものではない!

 

それでは今日も行ってみましょう!!

 

イタリア語でパートナーをほめる時に使う形容詞!

例えば日本語の「素晴らしい」を和伊辞典を引くとこれだけ出てきます。
(以下太字はアクセント)

  • magnifico マニーフィコ
  • splendido スプレンディド
  • meraviglioso メラヴィリオー
  • bellissimo ベッリッシモ
  • straordinario ストラオルディナーリオ

 

マニーフィコは立派な、という意味もありますし、スプレンディドは輝くような、という意味があります。メラヴィリオーゾは驚くべき、という感じ。ベッリッシモは美しいという意味のBelloの最上級。ストラオリディナーリオはstraという「外に」という接頭語にordinario「普通の」が加わり、普通ではない、つまり並外れた、などという意味になります。

 

他にも

  • umile ウーミレ(控えめな)
  • buono ブオーノ(善良な)
  • spiritoso スピリトーゾ (ユーモアにあふれた)
  • intelligente インテッリジェンテ(知的な)
  • saggio サッジョ(思慮深い)
  • sincero シンチェーロ(誠実な)
  • onesto オスト(正直な)
  • fedele フェデーレ(忠実な)
  • leale レアーレ(律儀な)
  • simpatico シンパーティコ(好感のもてる)
  • piacevole ピアチェーボレ(人好きのする)
  • eccellente エッチェッレンテ(特に優れた)
  • perfetto ペルフェット(完璧な)
  • virile ヴィリーレ(男らしい)
  • allegro アッレーグロ(陽気な)
  • divertente ディヴェルテンテ(面白い)
  • educato エドゥカート(礼儀正しい)
  • grazioso グラツィオーゾ(かわいらしい)
  • solare ソラーレ(明るい)
  • sereno セレーノ(落ち着いた)
  • elegante エレガンテ(オシャレな)
  • raffinato ラッフィナート(洗練された)
  • fine フィーネ(上品な)
  • brillante ブリッランテ(華やかな)
  • energico エルジコ(エネルギッシュな)
  • calmo ルモ(落ち着いた)

などがあります。

 

彼っておしゃれなの。と言いたい場合は

Lui e' ~となります。~の部分に形容詞を入れます。

Lui e' elegante! ルイ エ エレガンテ!

 

彼っておもしろいの!と言いたいときは、
Lui e' divertente! ルイ エ ディヴェルテンテ!

となります。eleganteやdivertenteの部分を上の形容詞のどれかに変える事で、自分のパートナーをほめる事ができますね!

 

また、こちらではパートナーを呼ぶ名前として

  • amore アモーレ(愛する人)
  • tesoro テゾーロ(宝物さん)
  • stellina ステッリーナ(お星ちゃん?)
  • coccinellina コッチネッリーナ(てんとう虫さん?)

など、こちらも探せば色々でてきます。私も夫から「僕のてんとう虫さん」と呼ばれたりすると、最初は毛が逆立ちしていました(笑)が、今ではもう慣れてしまいました。

 

私達には恥ずかしくて難しいのですが、イタリア人は自分や家族の事をほめるし、ほめられる事が普通のようです。さすが芸術、オペラの国イタリア。こうして感受性がどんどん育っていくのかなぁー。と私は思うのです。

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